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祝公開「R246 STORY」舞台挨拶
横浜1回目の巻


<上映後の舞台挨拶より>
司会: さぁ、それではまずは順にご挨拶からいただきましょう。 「224466」を監督しました浅野忠信監督です。

浅野: えー皆さん、ずいぶん待っていただいたようで(注:渋滞で遅刻)、申し訳ありません。 あの、ちょっとバスが遠回りしてしまいまして、やっとたどり着きました。 今年この映画を撮影したんですけど、非常に自分の好きなことやらせてもらえて感謝しております。 そして皆さんにこうやって見ていただけたことを本当にありがたく思います。 どうもありがとうございます。

司会: ありがとうございます。
続きまして「JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI」を監督しました中村獅童監督です。

中村: あ、どうも中村獅童です。 本日はご来場ありがとうございました。 僕も浅野君と同じように本当に好きなことをたくさんやらしていただいて、ロックであったりとか、時代劇であったりとか、とにかくあの格好でオープンカーに乗って、246を走ったっていうのが一番の思い出で、一生忘れられないことになると思います。 本日は本当にありがとうございました。

司会: どうもありがとうございます。
そして「ありふれた帰省」を監督しました須藤元気監督です。

須藤: 皆さん本日はありがとうございます。 今回、自分の最初の作品を見てもらって、自分のお尻の穴を見られているような感覚でして、嬉しいやら恥ずかしいやら、そんな気持ちです。 僕のお尻の穴はどうだったでしょうか? 楽しんでもらえれば本当に嬉しいです。 ありがとうございます。

司会: どうもありがとうございます。
続きまして「DEAD NOISE」、VERBAL監督です。

VERBAL: 初めまして、VERBALです。 僕はヒップホップというテーマでドキュメンタリーをやらせていただいたんですけど、まぁ今CDセールスが低下しているという中、やっぱりミュージシャンとしてそれを実感してる毎日でございまして、他のミュージシャンがどう思ってるのかな?と思いまして、この作品を作らせていただきました。 ちょっとでも音楽好きな方は楽しんでいただけたと思いますが、どうだったでしょうか? 今日はわざわざありがとうございました、VERBALでした。

司会: ありがとうございます。
そして「CLUB 246」を監督しましたILMARI監督です。

ILMARI: どうも、今日はありがとうございます。 僕もVERBAL君と同じミュージシャンなんですけども、ずいぶん並んでて、全然違うことやっちゃったなと思って、ちょっとふざけ過ぎたなと思ってるんですけど、でも6本すごく濃くて面白い内容だったと思うんで、本当に今日はありがとうございます。

司会: どうもありがとうございます。
そして「弁当夫婦」を監督しましたユースケ・サンタマリア監督です。

ユースケ: こんばんは、こんにちは皆さん。 ドラマ「太陽と海の教室」主演、ユースケ・サンタマリアでございます。 とにかくこんな素敵な経験が出来たのも、ここに来てる皆さんのお陰です。 本当に感謝しています。 どうもありがとうございます。

司会: ありがとうございます。
皆さんで映画を見終わったばかりということで、おそらく色んな思いがあるかと思います。 どんなふうに作ったのかなと興味をお持ちだと思います。

ユースケ: 泣いてますね、皆さんね。

司会: ねぇ、感動して、うん。 ぜひですね、その辺を時間の許す限り。

ユースケ: 目が腫れてるから、ぷっくりとね。

司会: ねぇ、本当に感動の涙がまだ止まらないといったところかと思いますけれども、ぜひ監督の皆さんにお話を伺って参りたいんですが、まずですね、本作はショートショートフィルムフェスティバル&アジアの話題賞を受賞したということで、皆さんおめでとうございます。

監督一同: ありがとうございます。

司会: 代表して浅野監督に感想を伺いたいんですが、いかがでしょう、受賞。

浅野: そうですね、本当にまぁ僕も関わらせていただいて、これだけ面白い方たちと一緒に短編映画を作れるっていうのは非常に興味深いなと思ってたんで、それで話題賞を獲れたことは本当に嬉しいですね。

司会: はい、浅野監督の作品はどういったところから発想されたのか、その辺のところをお聞かせいただけますか?

浅野: 僕はまぁ元々246で、走ってて、何かこう十字架みたいに見える柱があるんですよね、高速道路のための。 それを見て、あぁ何かこういうところからちょっとファンタジーを思い描ければと思って、はい。

司会: 面白いですよね、あの246からファンタジーを思い浮かべるなんて、素敵な発想力ですよね。

浅野: ありがとうございます。

司会: はい、ありがとうございます。
中村監督は、今回初監督ということなんですけれども、メガホンを執ってみていかがだったでしょうか?

中村: いや、楽しかったですね。 本当は監督だけが良かったんですけど、何か出ることになってしまって、自分の演技を自分が監督するってのはなかなか照れくさいものがあるんですけど。 昔、撮影で静岡県の方に行って、ぱっと道路標識見たら「246」って書いてあって、246ってこんな方まで続いてるんだっていうようなことを、この話をいただいたときに思い出して、やっぱ静岡県の方っていうと清水の次郎長とか、やっぱ時代劇を僕は好きなもんで、ついこう連想してしまうんですけど。 意外と246があっちの方まで繋がってるってことを、皆さん多分あまりお知りにならないと思うんですけど、何かそんな、どうしても都心のイメージがあるんですけど、そんなことを結び付けて、何か出来たらなというふうに思って、作ったんですけど、はい。

司会: とても奇想天外な、ユニークなストーリーでしたよね。 どうもありがとうございます。
さて、須藤監督はとてもファンタジックと申しましょうか、とても面白いストーリーだなぁなんていうふうに思ったんですけども、どういところから思い付かれたのか教えてください。

須藤: 元々いずれ映画を撮ってみたいなと思っていて、映画を撮るならっていうんで、ある程度アウトラインは作っていたので、まぁサイエンスフィクションラブストーリーですが、あまり地に足着かず、あまりあちらに行き過ぎず、そのちょっとグレイゾーンという感じですね、そういった独特な空気感を出せれば良いなと思って作りました。

司会: はい、とても素敵な作品でしたよね。 ありがとうございます。
さぁ、そしてですねVERBAL監督、生のミュージックシーンに触れたような、とても刺激的な作品だったのではないかと思うんですけれども、実際に撮影してみていかがでしたか?

VERBAL: そうですね、僕も実は一ミュージシャンとして、そして音楽ファンとして、他のミュージシャンの方たちがどう思ってるのかって、すごい気になってたので、実際に僕自身が、普段飲みの席とかでですね、そういう他のアーティストたちと話をしたときに、「いやぁ、世知辛えよ!」みたいな話をよく聞いたりとかしてるんですね。 これをそのままドキュメンタリーに出来たら面白いんじゃないかと思って、インタビューさせていただいたんですけど、実はまぁ、ご覧になってお解りだと思うんですけど、ILMARI君も出てくれたりとかですね、僕の同期のミュージシャン、そして先輩に当たるミュージシャンからけっこう色んな方に参加していただいて、すごい勉強になりました。

司会: はい、おそらく皆さんもかなり刺激を受けたのではないでしょうか。 どうもありがとうございます。
さぁそしてILMARI監督は、もう随所に遊び心が見られる作品だったのではないかと思うんですが。

ILMARI: そうですね、ストーリー自体は別の方が作って、その壊すとこだけ僕が全部担当したみたいな感じで、ちょっと遊び過ぎたかなぁって思いましたけど、はい。 でも、やってて、うちのRIP SLYMEのメンバーが出てたりですとか、そういうVERBAL君も実はちょこっと、CDジャケットを通して出てるんですけど、それが何かけっこうどうでも良いことをたくさんやったんで、まぁ僕にしてみたらすごく楽しかったことなんですけど、はい。

司会: センスが光ってましたね。

ILMARI: ええ、ありがとうございます。

司会: ありがとうございます。
さぁそしてユースケ監督、監督としての才能が見事に開花した作品なのではないかと思うんですが。

ユースケ: 解りますか?やっぱり。

司会: はい、ええもう。

ユースケ: 皆さんもね、見終わった方でしょ?皆さん。

司会: そうです。

ユースケ: ひしひしと感じてると思うんですね。

司会: ええ、感動で涙してらっしゃる方も。

ユースケ: 目がぷっくり腫れてるんですもの、だって皆さん。

司会: 結構ね、今日の登壇者の皆さんは監督さんということなので、お客様のことを良くご覧になっていらっしゃるんでね。 はい、ユースケ監督の作品はどういったところから発想されたんですか?

ユースケ: それはもう、僕は元々ああいう人間なんですよ、地味な。 普段はあんまり、けっこうテンションの高い感じの役をね、振られることが多くて、それはそれで楽しいんですが。 本来の僕っていうのは、本当にあまりしゃべんなかったりとか、瞬きもしないような、そんな人間なんでね、そういう地味な自分のね、世界観みたいなところを全面的に出したいなと思ってやりましたよ。

司会: 新たな一面が垣間見えた感じですかね。

ユースケ: そんなとこだと思いますよ。 ただ、それだけじゃないから、僕は、引き出しまだいっぱいあるから。 それをこれから色んな手法で皆さんにお見せして行きたいと思ってます。 なぁ、みんな!

中村: バスの中で今ずっとしゃべってた。

司会: そうですよね、賑やかでしたよね。

ユースケ: すいません。

司会: はい、どうもありがとうございます。 とっても楽しい皆さんにお話を伺いました。 どうもありがとうございました。

ユースケ: もう終わりなの?

司会: 以上をもちまして、舞台挨拶終了とさせていただきます。

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更新:2008.08.25(月)
Kaori