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かなりイタイ!?「殺し屋1」封切舞台挨拶

池袋シネリーブル上映後の巻


司会(大阪のMC、平野秀明氏)
  たった今スクリーンに登場していた皆さんが舞台に上がっていただいたわけでございます。今上映を終わったばっかりというところなんですが、紹介を兼ねて一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まずは監督の三池監督です。

三池 あ、どうも三池です。観てくれてありがとうございました。18歳未満の方は...いませんですよね?ルールを守って映画を楽しんで下さい。

司会 はい、ありがとうございます。
続きましては、垣原、一言いただきたいと思います。浅野さんです、ハイ。

浅野 (不意をつかれて)えー、ありがとうございます。え、その、なんでいきなり(笑)、あの山本さんじゃなくて僕に来たのかちょっと不思議だったんですよ。えーと、そうですね、あの、気に入った人は何度も観てください。よろしくお願いします。

司会 続きましてはイチこと大森南朋さんです。一言お願いします。

大森 大森でっすぅ。どうもはじめまして(笑)。え、何だろ?面白かったでしょうか?
<パラパラ>
  あ、ありがとうございます。

司会 そんなんでいいの?みんな!
面白かったよ(^o^)/
大森 あ、すごいイイ感じですね、ええ。

司会 イイ感じでしたね、エエ。

大森 えっと、次は?

司会 はい、続きましてはジジイこと塚本晋也さんです。

塚本 こんばんはジジイの...私はもうジジイですから(笑)。あの、今回一番頑張ったのは、いつもあの映画出るとき、ちょっと筋肉鍛えたりするんですけど、今回は一番頑張りました。あの、特殊な薬を使って、筋肉バリバリ付けて、あのやりました。
(^o^)
司会 ドーピングに引っかかるのも覚悟で?

塚本 ええ、ギリギリです。だから今回僕のシーンの中で一番良かったのは筋肉のシーンなんです。

司会 あぁ、そうですね(笑)

塚本 と思っております(笑)

司会 はい、ありがとうございます。
そして金子ことSABUさんです。

SABU あ、SABUですぅ。俺もあの筋肉のシーンが欲しかったです。

司会 (爆)はい、ありがとうございます。
そして、今回のこの「殺し屋1」原作者の山本英夫さんにも来ていただきました。一言お願いします。

山本 山本です。えーとですね、映画面白かった人も、あの面白くなかった人も原作だけは読んでください。
(^o^)
司会 なんかその映画出てたっぽい感じですよね、でもね山本さんって。ええ、まぁそういう風にお見受けしたんですけども。まぁ一言ずついただいてからは、色々とこちらからも質問して行きたいと思うんですけども、まぁやはりまず監督にお聞きしたいところは、その映画が出来上がって、まぁ色々と思われることも多いと思われますけども、あの、この映画をまず最初に作ろうと思ったきっかけみたいなところは?

三池 いや、これは映画にできないだろうと思ってて、「やる?」って言われたんで、「やる!」って...
(^o^)
司会 けっこうあっさりしたもんなんですねぇ。

三池 ええ、あの、なんか自分の場合「なぜ?」ってのがない。なんか撮ったというだけで(笑)。なぜ撮ったかは自分でも良くわかりません。ただ現場にいました。

司会 ただ現場にいて、出来上がったのがこの恐ろしい映画だったということかもしれませんね。

三池 はい、目が点になりました。

司会 いやマジ、僕見終わって目ェ点になりましたからねぇ。

三池 俺もなりましたから。正しい反応だと思います。

司会 あ、そうですか。
あの、原作者の山本さん、自分の作品が映画になるというのはまた、思い入れとしてはすごく強い、そして思いもひとしおだと思うんですけども。

山本 えーっと、そうですね、あんまし、あの、なってくれないよりかは、なってくれた方がすごく嬉しいんですけども、思い入れ自体はあまりないですね。
(^o^)
司会 あ、ものすごいあっさりした人たちですね。映画濃いのに。ええ、なるほど。
まぁそういうその監督として原作者の意向を受けて、素晴らしい演技陣が最高のコラボレーションを見せてくださったと思っているんですけども、まぁ垣原、演じるのが非常に難しかったんじゃないかな、特に今日来ていらっしゃる方が大半はコミックスを読んでファンになった方も多いと思うので、その辺の垣原の演じ方の難しさみたいなもんは色々あったと思うんですけども、浅野さん、どうでしょうか?

浅野 そうですね、特に僕も難しいことはなかったですけどね、ハイ(笑)あの、スタッフの人に色々やってもらって、ハァ。

司会 全然、だから一番キャラクターの違いがはっきりしてるのって垣原ですよね?

浅野 そうですね。だから、「漫画と違うじゃねえか!」って言われたら、まぁそれは仕方がないですね、ハイ。

司会 で、僕はもうその垣原というのは新しく作り出されたという風に見てたんですけど、ええ。

浅野 はぁ、そうですね、映画は映画の垣原がいるんだなと思ってもらえればそれはそれで嬉しいです。

司会 その辺でファン心理として、まず一番聞きたかったのが、原作者の山本さんはどう思うたのかな?っていうとこなんですけども、山本さん、どうでしょ?垣原について。

山本 えっと、やっぱり絵よりか、実際の人間がやってくれた方がリアルなんで、そういう面ではこっちもすごく気付く点がすごく多かったと思いました。

司会 あの、えっ!気付くというのは?

山本 自分が作ってるそのときとはまた違った、見たらこういうこともあるんだ!とか、こういう見せ方もあるんだ!とか。

司会 そうですね、ええ。
そして、イチを演じられた大森さんなんですけども、イチのキャラクターを見て、僕は原作以上に大森さんのキャラクターが生きてて、この人ほんまにいじめられてたんちゃうかな?っと思うくらいだったんですけども。

大森 はい。ありがとうございます。

司会 絶対いじめられっと子やったと思うんですけど。

大森 いや、そんなことないですよ、ハイ。

司会 泣き顔とかすごかったですよね。

大森 あ...ありがとうございます。

塚本 (会話が)はずまないよね(笑)

司会 いえいえ、なかなか、映画の人はまたこういうもんなんだなぁという、映画とまた違うんだなぁというのも非常に面白いんですけども。あの、自分で色々と役をクリエイトして行く上で、ま、それこそ難しかったというか、一番苦心されたところはどういうところだったんですか?イチというキャラクターを作るにあたって。

大森 そうですね、空手の稽古が辛かったです。

司会 ええ、空手の稽古、あ、あれほんまに上げてはりますものね、脚ね。

大森 そうです、半分くらいまで。

司会 あとは監督の見せ方で?

大森 そうですね。

司会 あの、うまく撮ったというか。

大森 はい。

司会 いや、めちゃめちゃ、でもスピード感がありましたしね、ええ。
そして、塚本さんなんですけども、あのご自身でもちろん監督もされていて、今回のこの映画のオファーが来たときはどんな印象をお持ちだったんですか?ジジイをやってくれという話しが来たとき。

塚本 最初はね、ジジイということで来たわけじゃなくって、「三池さんの映画ですよ、やりますか?」ってことで、「ハイ」って。

司会 あ、何をやるとかいうのは、よくわからないままに?

塚本 ええ、「殺し屋1」だってのは聞いてて、誰がどの役をやるのかはわからないっていう。

司会 ひょっとしたら自分、イチかな?って思ってはったのじゃないですか?

塚本 イチかも知れないし、垣原かも、それは誰もわからない。

司会 あ、そういう状態で。

塚本 それでジジイって聞いてびっくりしました、はい。

司会 ええ、ほー、で、そっから筋肉トレーニングもされて?

塚本 ええ。

司会 そういうことですよね。あの、他の監督の作品に出るっていうのは、いわば役者の立場としてどういうもんなんですか?

塚本 それはもうね全然、映画好きってことでは作るのも出していただくのも一緒なんで、あのそこは違いないんですけど、でも全然違いますね。要は好きな監督の現場に行くのが好きなんで、あの部品になって奴隷となって働くのが好きなもんですから、特に監督の視点でいるとかいうことは全然ないですね。

司会 え、SABUさんは逆に他の監督の映画に出るっていうのは、自分で監督されてから初めてだったということなんですけど、その辺どやったんですか?今回は。

SABU 三池さんとは前に仕事させてもらってるんで、はい、あの喜んで。

司会 あ、喜んで出さしてもらいますというか、そういう感じで。また金子がこのキャラクターにぴったりはまってるなってのが、映画の印象だったんですけども。

SABU いや、俺だけなんかすごく真面目な役だったんで、しかも子持ちで、いや...

司会 哀愁が出てましたもんね。

SABU あれですかね?

司会 いや、もうほんとに、どんどんどんどん時間が経ってしまいまして、すいません。もう時間があまりなくて、もう最後の一言になっちゃうんですけども、ここの舞台挨拶の最後、じゃ浅野さんから一言いただいて、〆させていただきたいと思います。

浅野 えー、そうですね、あの、まぁ18歳の弟とかには勧められないとは思うんですけど、あの、年上の人に勧めてください。
(^o^)
司会 ありがとうございます。ということで、「殺し屋1」のスペシャルゲストの皆さんでした。

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更新:2001.12.27(木)
obuchi@yk.rim.or.jp