KHT040629

[番外編]石井克人監督「茶の味」トークショー

[もどる]


夏も近づく6月29日、”総本山”渋谷シネマライズにて、J-WAVE e-STATION BB主催「茶の味」トークショー試写会が催された。

ご出席(敬称略)
石井克人 監督
轟木一騎(轟木)
渡辺祐(司会:e-STATION BB)
みんしる(司会:e-STATION BB)

<上映後のトークショーより>

みんしる: まずはですね、原作、脚本、監督、編集を担当されました石井克人さん、どうぞステージの方へ。
はい、そしてですね、今日はもうお一方スペシャルゲストとしまして轟木一騎役の、その名も轟木一騎さんにご登場いただきたいと思います。どうぞ。

渡辺&
みんしる:
よろしくお願いします。

渡辺: 轟木さんは、こういう場に出るのが本当に初めてということで

轟木: はい、会社員なんで。

渡辺: 本当に会社員なんですよね。

轟木: 今日も会社行ってから来ました。

渡辺: 大変に緊張なさってるようでございますけども。じゃちょっとね、ご紹介を。監督のことは皆さんご存知かと思いますけども

みんしる: 石井克人監督はもう「鮫肌男と桃尻女」、「PARTY 7」など、もう様々な名作を作っていらっしゃるんですけども。えー、轟木一騎さんはまず大学の同級生なんですよね?

轟木: はい、そうです、はい。

渡辺: ムサビですね?

轟木: はい、そうです。

みんしる: 私も大好きなんですが、実は「ハル&ボンス」の二人という。

渡辺: ハル(石井)&ボンス(轟木)ですね。ということで今日は同級生、そしてご出演ということでこのステージに来ていただきました。ありがとうございます。
まずはね、監督にお話を伺って行こうと思いますけども、今皆さんにも見ていただきましたが、この映画非常に、何ですか、日常の想像力のようなものが非常に膨らむ映画なんですけども、元々どの辺からまず始まったアイデアなのかを、ちょっとご紹介ください。

石井: 元々は我修院さん、おじいさんが孫をずっといじめてるって話を考えていて、それでそのあと「山よ」をずーっと歌ってる話とか、小ネタで何か面白いのないかなって考えてて、そしたらなんかその周りに、そのおじいさんに「やめなさいよ!」とか言うお母さんが出て来たりとかして、そこのお母さんどんな人なんだろ?とか、色々考えてるうちにだんだんこう膨らんで来て、こんな話になったって感じなんですね。

渡辺: 短いエピソードをたくさん積み重ねて行って?

石井: はい。

渡辺: でもやっぱり我修院さんありき?

石井: そうです、僕の中ではずっと”ありき”でしたね。

渡辺: そうなんですね。今回はやっぱりキャスティングもすごくポイントだと思うんですけど、何かご苦労された点とか、ここはこだわったとかっていう点はありますか?

石井: いや、特に苦労したところとかはなくって、本当に好きな人だけ集めたというか、やっていただいたんで。まぁただ寺島さんのウ○コを載せる役に関しては、かなりちょっとこう、やってくれるのかな?と思って。最初は誰でもいいよ!って話をしてたんだけど、やっぱりイメージが寺島さんで考えてたんで、一応聞くだけ聞いてみようかって、そしたら「出ますよ」って。それだけちょっとほっとしたんですけどね。

渡辺: ちなみに轟木さんの役柄は、轟木一騎というお名前もそのままなんですけど、あれはもう轟木さんを想定されて?

石井: そうですね、もう決めてましたね。

渡辺: 轟木さん、最初にその話が来たときはどういう感じだったんですか?

轟木: えっと、けっこう早い段階で聞いてて、まだ多分全体出来てない頃で、「お前出るから」みたいな感じで言って、あぁそうなんだ!って。で、出るからには頑張ります!って。

渡辺: あの独特のビジュアルも、もう最初からああいうイメージだったんですか?

石井: そうですね、もう僕の中では昔から轟木はああいう奴なんで。

轟木: 僕はあんな髪型にしたことはないですけど。

石井: まぁ、あれが一番似合うんですよね、彼は。

轟木: 石井君の中ではああいう人物らしくて、出来上がってるんです。

石井: 出来上がってますね。

轟木: あんま普段眼鏡も掛けてないんですけどね。じゃ全然もうイメージだけじゃないですかね。

石井: そうそう、イメージだけ。

轟木: 石井君の中の僕のイメージ。

石井: 俺の中の轟木になってくれって。

渡辺: そういう意味で非常に重要なポジションじゃないですか。

轟木: いや、本当あの、ありがたいですね、ええ。

渡辺: あと人物、キャスティング、それからアイデアはもちろんなんですけど、もう一つはすごくやっぱり風景というか、あのロケーションがすごく今回は重要だと思うんですが、あのロケ地に関しては、かなりご苦労があったということをちょっとお聞きしたんですけども。

石井: そうですね、ロケ地は本当に、こんな川があって、山があって、それで東京から通える所と言ったら、そんな所はありません!って言われて、何かあるような気がするんだよねって話をずっとして、3ヶ月位かな?探してもらって、やっと見つけました!とかいって。わりとその撮影隊は行かない場所なんですよね。茂木サーキットの近くで、土日はけっこうレースの音がうるさかったりするんで。だけど何かスチールマニアとか、そういう風景マニアの人たちがいるサイトか何かに、ここの風景がいいからってのが出てて、ここだ!って行ってみたら、本当にあの浅野君がこう見下ろしてるシーンと全く同じ場所で、すごいなぁ!ってことで決めました。

渡辺: あの家は、あれはセットなんですか?

石井: セットですね、はい。

渡辺: あの家に関してもだいぶこだわりがあったと思うんですが、あれすごく重要じゃないですか、設計とかはかなり凝った感じでやられたんですか?

石井: そうですね、一応間取りだけは絵コンテの中で決めておいて、それの下とか畳の部屋を板張りにするとか、どうしようかとか、その立て付けをどんな風にしようかとか、まぁ浅野君とかみんなデカイんで、普通の規定の大きさだと、すごいなんかこう、ガンガンぶつかりそうになっちゃうんで、それをちょっとこう大きくしたりとか、日本家屋に見えてレベルした規定外の家の大きさなんですよね。

渡辺: そうなんですか、普通の日本家屋のいわゆる何尺何寸かというのとは違うんですか?あれ。

石井: ちょっと違うんですね。

渡辺: そうなんですか、それはちょっと意外でしたね。あの我修院さんのいる部屋とかはやっぱこだわりのポイントじゃないんですか?

石井: そうですね、あの部屋はまぁ本当に、実際その後半の絵を描いていたポンさんっていう、本当65歳のアニメーターの方なんですけど、その人の家とか見学しに行ったら、まぁあんなにはきたなくないですけど、もっと整理された感じなんですけど、道具とかはけっこう参考にさせていただいて、本当にアニメーターの人がいてもおかしくないような感じを作りました。

渡辺: ここで映画監督としても、CMのディレクターとしても色々お仕事重ねてられて来ましたけど、特に「茶の味」っていう作品は、今まぁ撮られてから少し時間も経って色々考える余裕もあったかと思うんで、ご自身にとってどういう意味合いの作品になったなぁと今思ってます?

石井: そうですね、まぁ元々こういう何かあまり悪い人が出て来なくて、何かすっきり見えて気持ちよく終わるようなものを、ずっとどこかないかなぁって探していて、ビミヨーにいいんだけどちょっとわかるかなとか、何か家で何回も見たいなみたいな、そういう見たいものを今回はけっこう作ったんですよ。今まではけっこう作りたい!作りたい!みたいな感じで作ったんですけど、そういう意味ではまるで違うというか、意識がもう全然違うというか。

渡辺: 実際もう何度も見られたんですか?

石井: 何回も、ハイ。

渡辺: 轟木さんは、まぁ学生時代からお友達であり、そういうCMの世界でも同業者ということもあって、今回の「茶の味」は監督にとってどういう作品になったなぁという風に考えてられますか?

轟木: でもなんか、僕は友達なんで、知ってるんで、そんなに意外ではなかったですね。こういうところもある人だと思うんで。前の2作も、あれはあれで石井君らしいと思うんですけど。すごく石井君らしいと思いましたね、ええ。

渡辺: さぁ、それではですね、実はこの会場にいらっしゃってる皆さんに、石井監督への質問というのを書いていただいたものがありますよね、その中からいくつか選ばさせていただきましたんで、ここでちょっとぶつけていきたいと思います。

20歳♀から質問
前作から4年ものブランクがあった理由は?

石井: 4年の意味は特にないんですけど、まぁ単純に、テレビシリーズの「世にも奇妙な〜BLACK ROOM」撮ったりとか、ショートフィルムを撮ったりとか、あとは「Grasshoppa!」の作品作ったりとかして、それでまぁちょっと。あとはなんか長編よりも短編がけっこうイイナと思う時期がけっこうあって、それでなんか短編ばっかり作ってて時間が経っちゃったみたいですかね。

24歳♀から質問
毎回濃い出演者の中でも、今回特に頑張ってくれた人は?

石井: 役者の方はけっこうみんなよくやってくれて、すごいなぁと。ハジメ君とかは最初は全然ヘタだったんですけど、だんだんすごいどんどん上手くなって行ったんで

みんしる: ハジメ君ね、やっぱり面白かったですよね。

石井: けっこう後半はすごい上手くなってて、コイツけっこういいなぁって感じたんですね。人間がこう成長する過程が見えたんです、その中で。それがなんか面白かったですね。

みんしる: 囲碁マンはどうしたんですか?どういうふうに?

石井: あれはなんか、こう一応前日練習してたみたいですよ、こういう風にやりたいんだみたいな感じで。

みんしる: 面白かったですけどね。

26歳♀から質問
演技指導などはどのくらいするのでしょうか?

石井: 演技指導はあまりしないですね。自分で勝手にやってくれる人とかいるじゃないですか、浅野君とか手塚さんとか三浦さんは本当にもう、どうぞ!って感じで任せます。我修院さんとかハジメ君、佐藤君とかはけっこう何か言って欲しいみたいな感じがあるんで、わりと細かく、言って欲しいに人は細かく演出付けて、まぁいいかな?って人には何も言わないっていう。

みんしる: 轟木さんはちなみにどちらでしたか?

石井: 轟木君には細かく付けますね。

轟木: ハイ、もう言われた通りにやってるだけですから、ええ。言ってもらわないと出来ないんで、はい。

渡辺: どこか、やりにくかったとか、ここが苦労したとかありますか?

轟木: いや、あのすごく丁寧に教えてくれるんで、全然。もうそれ真似してるだけです僕は、はい。

20歳♀から質問
監督の分身という、恋多きハジメと重なる思い出はありますか?

石井: まぁ別に分身じゃないんですけどね。宣伝用の文句だと思いますけど。そんなに重なるところもないんですけど、でもまぁけっこう童貞だったころを思い出して、このくらいのパワーはあるよなみたいな感じで作りました。

29歳♀から質問
絶妙な笑いのエピソードは監督の経験に由来?

石井: 経験はそんなにないですけど、本で読んだ、小説で読んだちょっとしたエピソードとか、あとは思いつきとか、似たようなことを実際に傍から見てて、渦中じゃなくて傍からこう客観的に見てたりとか、そういうことはネタになってますね。

27歳♀から質問
音楽にリトルテンポ起用の理由は?

石井: それは音楽監督の伊志嶺君ていう後輩の子がいるんですけど、彼の友達、まぁムサビの仲間というか、トキ君っていうのが丁度伊志嶺の同級生か何かで、それで伊志嶺の家に居候してるときがあって、そのときにトキ君が遊びに来て、それで何かやってよみたいな話でやってもらったんですけどね。

21歳♀から質問
過去、現在聞いている音楽は?作品に影響は?

石井: そうですね、そんなに音楽を自分で探してとかはしてなくて、大体まぁ映画もそうなんですけど、みんな友達が「これ面白いよ」とか言われて、それを聞いてるだけで、最近はけっこう伊志嶺がすごいDJとかセレクトが上手いんで、ハウスでけっこう伊志嶺セレクトみたいなやつを聞かしてもらったりとか、あとはカット・ケミストとDJシャドーが二人でやったやつとか、あれはけっこうかっこいいなと思って。昔はパンクばっかり聞いてましたね。

23歳♀から質問
映像以外で興味のあるもの、インスピレーションを受けるものは?

石井: そうですね、まぁけっこう散歩とかしたりするのが好きなんで、大概何からでも影響を受けますね。近所のオバちゃんとか、何か普通にその辺歩いてる人なんかから。あんま映画とか映像を見て何かというよりかは、そういう普段の生活の中で動くことを大切にしますね。

20歳♀から質問
普段読む本は?

石井: 斉藤一人っていう人がいるんですけど、すごいお金持ちのおじさんがいて、その人が僕はすごい好きなんですよね、その人の本は全部読んでますね。あの4年くらい前からずっと。

みんしる: お待たせしました、轟木さんへの質問です。

轟木さんに質問
学生時代の同級生、石井監督はどんな人?

轟木: うーん、どんな人って....バカ?バカだし、天才っぽいところもあって、天才バカボンみたいな感じっていうんですかね、ええ。あと図々しい。そうですね、いつもウチに泊まってたんですよ、でもう半分同棲みたいな感じで、僕が料理を作って食べさせてみたいな世界で。

みんしる: そんなに尽くしてたんですか?

轟木: 尽くしましたね。奥さんかってくらい、はい。

渡辺: それはアパートだったんですか?

轟木: ええ、アパートで。

渡辺: アパートで、二人で。

轟木: ええ、もう一緒に寝てみたいな。

渡辺: お風呂は付いてたんですか?

轟木: 一緒にお風呂入って。

渡辺: お風呂付いてたんですね、部屋に。

轟木: 付いてました、ハイ。

渡辺: それは良いアパートですよね。

轟木: あぁ、そうなんですかね。

渡辺: そうですか。
逆にじゃぁ監督から見て轟木さんの学生時代は?

石井: 何て言うんですかね..バカ。まぁ似たようなもんですよ、ずっと一緒にいて、僕も三木も轟木君も。あと映画に出てきた、何かナチみたいな恰好した久富っていう奴もいるんですけど、彼も一応ディレクターで、なんかその辺とみんなずっと一緒だったんですけど、家族みたいですね。

轟木: わりと友達が少なかったんですけど、実は僕らだけ固まっているって感じでしたね、ええ。

渡辺: 友達が少ない割にはものすごくCMディレクターの輩出率が高いような気がするんですけど。

石井: そうですね、同じその映像科を取ってたAクラス、ABCとかあって、Bチームだったかなにかで7人くらいいて、その内6人がCMディレクターになりましたからね。

渡辺: すごいですね。何かものすごい密度でその時間を過ごした感じがしますね。

石井: 今でもスタジオとかに行くと、隣で知り合いが撮ってたりとか、しょっちゅうありますけどね。

轟木さんに質問
本業は何?

轟木: 僕はただの会社員で、一応CMの演出をやってるんですけども、普通に会社に通ってますね。

みんしる: CMって、どんなCMですか?

轟木: あんまり有名なのはないんですけど、多いのは任天堂ってゲームのCMが多くて、そんな感じですけど、はい。

みんしる: 俳優としてやって行こうとは思わないんですか?素晴らしい演技だったんですけど。

轟木: いや、素晴らしくはないと思うんですけど、俳優はとりあえず友達のやつだけは出て行こうかなと、ええ。そういうの知らない監督さんだと怖いんで、出来ないんで。

渡辺: そこはちょっとね、監督になぜ使うのかは聞いた方がいいですよね。

石井: そうですね、顔が面白いんですよね、単純に。だから次の映画「ナイスの森」ってのを今もう編集してるんですけど、ほとんど主役ですからね。浅野君より出番が多いんじゃないかな、この映画は。

渡辺: じゃあそれはもう舞台挨拶とか、全国を駆け巡る事態が待っている。

轟木: あー、ぜひやってみたいな。

渡辺: ちなみに、その会社の方では評判というか、その俳優というものには?

轟木: あー、でもそうですね、「茶の味」はみんな楽しみにしてますね、やっぱり、ええ。見たいっていうことで。

轟木さんに質問
鼻血が出るほどの殴る蹴るは演技?

轟木: はい、基本的には演技で、やっぱり段取りがあって、その練習とかも何回かしたんですけれど、でもまぁ一応”当てる”のはアリってことで。何回か当たったこともあるんですけど、当ててもらうくらいでないと、僕出来ないんで、演技としては、だから「本気で当ててください」ってあのアシスタントの人にも頼んでやってもらいました。鼻血は、あれは当たったわけじゃなくって、興奮して出たと。で、そのテイクは使ってないんじゃないかな。

渡辺: ちなみにあそこは、あのシーンは何テイクくらいあったんですか?

石井: あれは3回くらい?

轟木: はい。使ってるかどうかわからないけど、鼻血が出たのは2テイク目なんですよね。鼻血が出て、「鼻血が出たぁ!」とかってみんな心配してくださるんですけど、「じゃぁもう1回」みたいな感じで全然冷酷なんです、その辺は。

轟木さんに質問
「山よ」の踊りで苦労した点は?

轟木: く、く苦労も何もって感じですけど、本当に全然踊りなんて踊ったことがないので、一からって感じで、ええ、もう全部が苦労ですよね。最終的に上手く行ったのかよくわかんないですけど、ええ。

渡辺: 監督に聞いてみましょうね、そこはね、あのシーンに関してのご自身の満足度は?

石井: いや、かなり良いんじゃないですかね、なかなか。

轟木: けっこうああ見えても猛特訓はしてるんですよ意外に、ええ、何回かは、こんな鏡張りの所でやるんですよ。

石井: 鏡見ないと出来ないですよ、その辺のスタッフと一緒だから、それがいかにして踊りを習うかと

轟木: 鏡の前でワン、ツーとかやるわけですよ。

石井: 「山よ」に関してはDVDが

みんしる: そうなんですよ「山よ」のDVDが出るんですよ。メイキングとかも入ってるんですよね?

渡辺: 7月16日DVD ON SALE!ということで、何ですかこれは?何が入ってるんですか?

石井: 一応「山よ」の販促用に踊ってるところだけを編集し直して、全部とりあえず踊りを見たい!ってリクエストがあるんで。それと「山よ」と彼らが出来るまでのメイキングと、あとはおじいさんの歌ってた、お風呂で歌ってた歌とかが2曲くらい入ってるかな、3曲入ってて980円と、5.1chでミックスしてあると。

渡辺: 980円はお得かもしれないですね、これはねぇ。

轟木: お願いですから買ってください!

渡辺: 多分チラシがですね、入り口のほうにありますのでね、ご親戚とかね、そういう方にも宣伝して

みんしる: 友達とか色んな方々にね、はい。

渡辺: 他人に説明するのは難しいですよ、ただ、これを見たこともない人に。

轟木: そうですね。

渡辺: 映画の中でこういうすごいことが起きていて、DVDも出てるっていう。

轟木: 何だかよくわからないですよね。

石井: なんか先行でそこで今売り出してるらしいんで、早めに買って見るといいんじゃないかな。

轟木: しかも知らない人ですからね、歌ってるの。

渡辺: これは一応ユニット名はないんですか?スペシャルユニットって書いてありますね。

轟木: 何がスペシャルなのか。

渡辺: スペシャルユニットとしか書いてないですね。「山よ」というのはタイトルですものね。
色々なことが起きてる「茶の味」効果って言うんですか?ねぇ大変ですが、あの、とりあえず一応皆さんに見ていただいたわけですが、監督からですね、例えばこのこと、今日のこの感動をですね、他人に伝えるときに、こういう風に言ってもらえたら嬉しいなっていうことはありますでしょうか?

石井: そうですね、まぁけっこう友達ってのは、色々こう嗜好が似てたりするんで、あんまり面白くなかったら薦めなくていいと思いますけどね。だけどまぁ面白かった人は「面白かったよ」と言っていただければいいかなと。本当に面白かった人は、もう1回見ると、またちょっと見え方が違うんで。実は本当は2、3回見て欲しいなって、本当に面白かった人には。

石井: 監督自身も見直してみて違ったってこともありますか?

石井: そうですね、僕が一応何度も見たいなっていうテーマで作ったんで、なるべくこう、最初に見たときはわからないことが2回目に見たらわかる感じで、その辺はちょっと楽しいんじゃないかと思いますね。

渡辺: じゃ同じ質問を轟木さんにも。どうみんなに、世間に伝えて欲しいかという。

轟木: 面白かったよと言ってもらえれば、ええ。

渡辺: 轟木さんは他の人に、この映画どういう映画?と聞かれたときに、どういう説明をなさってます?

轟木: あぁ、でもあまり説明しても、説明も難しいですしね、ホームドラマで、まぁ良い映画だよとは一応言っております。

渡辺: なるほどね。監督、それで大丈夫ですか?

石井: もうバッチリです。

みんしる: そうですね。「茶の味」はですね、ここシネマライズで7月17日土曜日から公開になります。初日には舞台挨拶もあるということで、轟木さんも?

轟木: ええ、出る予定です、というか、もうアポ入れてありますから。

渡辺: 詳細はですね、ホームページとか新聞広告にも出るそうなので、またそれもご覧いただければと思います。では今日は本当にありがとうございました。


[もどる]

更新:2004.07.04(日)
obuchi@yk.rim.or.jp