初回上映後の巻
司会: |
ここで皆様より一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。 まずは浅野さんから。 |
浅野: |
ありがとうございます。 えっとですね、どうでしたでたかね?非常に楽しんでいただけたように思えるんですけど、僕自身もこの映画見たときに本当に皆さんと同じように、すごく良い映画を自分でも出せてたと思います。 ですからこうやって皆さんに喜んでいただけて本当に嬉しく思っております。 今日はありがとうございます。 |
司会: |
ありがとうございます。 では、哀川さん、先程扉の所で耳を当てて反応をうかがって(笑) |
哀川: |
ええ、ご存知哀川です。 ミッちゃんです。 本当に、今日初日、大勢の皆さん、ありがとうございます。 やっぱり映画は初日というものは、ものすごい緊張感がありまして、先程もちょっとその緊張を隠せなかったわけですが、今は非常に嬉しく思っています。 ありがとうございます。 |
司会: |
そして奥田さん、お願いします。 |
奥田: |
奥田恵梨華です。 待ちに待ったって感じで公開されてすごい嬉しいです。 |
司会: |
ありがとうございます。 そして監督。 |
佐藤: |
佐藤佐吉です。 本当に今日この日を迎えられて、僕はすごい嬉しいです。 本当に今日来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。 |
司会: |
そして花くまさん、よろしくお願いします。 |
花くま: |
原作の花くまゆうさくです。 ゴリまでやらせていただいちゃいました。 今日は本当にありがとうございます。 |
司会: |
ありがとうございます。 それでは、私の方から質問させていただきたいんですが、まずは主演の哀川さん、そして浅野忠信さんに、お二人にお伺いしたいんですけれども、今回花くまゆうさくさんのお馴染みのキャラクターである、アフロとハゲという、強烈なキャラクターを演じられたわけなんですが、本当に大いに話題となりましたけども、実際に撮影中から本日の公開に、含めましてお話を伺えましたらと思うんですけれども、浅野さんからお願いします。 |
浅野: |
そうですね、本当に1年ちょっと前くらいに撮影以来が来たんですけど、その以前から佐藤監督から誘っていただいて、それでまぁ原作を前に僕は1度読んでたと思うんですけど、改めて読んで、こんな話を映画化出来るんだ!と思って、それでまぁ僕はなぜかまぁ、図々しいことに、アフロとしてその原作を見てたんですね、はい。 それで佐藤監督からは、是非哀川翔さんとご一緒にお願いします!というお誘いをいただいたんで、何かもう勝手に、翔さんはもうミッちゃん!っていうふうに、勝手に考えちゃったんですね。 それでもうやっぱり撮影初日を迎えるまでに、すごく楽しみで、撮影中も、だからすごく楽しい気分でやらせていただきましたね。 |
司会: |
そんな哀川さんはどうでしょうか? |
哀川: |
自分は、そうですね、「東京ゾンビ」という作品をやらないかと言われて、原作を読ませていただいて、もう非常に感動しましたね。 この原作を映画化するのか!それは素晴らしいことだと感動しましたよ。 で、良いじゃないですか、やりましょうよ! 浅野と映画をやるんだという喜びと、佐藤佐吉監督がメガホン執るんだと、最高じゃないですか。 良いじゃないですか、やりましょうよ!それで、お、俺、な、何をやれば? |
司会: |
どっちの役かっていう。 |
哀川: |
いや、あの、けっこうしつこくそれはツッ込んだんですけど、誰も口を開いてくれないというか。 結局、最終的には監督が自宅まで来てくださいまして、それでハゲの話ではないんですね。 それぞれのキャラクターの話を延々として。 これじゃなくちゃいけないんだよな! やけに強いんですよ、これでなくちゃいけないんだよな、ハゲ、は。 まぁ、ちゃんと聞いてれば、俺ですよ。 なんすけど、まぁけっこう抵抗しまして、初日を迎えたんですが、一番のやれるきっかけとなったのは、監督の作ったCGの「哀川翔ハゲ」。 そういうバージョンがありましてね、それが強く背中を押してくれた、ふざけんじゃない!って。 初日を迎えることが出来ました。 |
司会: |
はい、ありがとうございます。 続きまして奥田さん、奥田さんは今回のこの映画が、長編映画としてデビューは初めてなんですよね。 |
奥田: |
初めてなんです、でした。 |
司会: |
どうですか?ご感想は。 |
奥田: |
えっと、ラッキーでした。 |
司会: |
実際にお二人と演じられて、いかがですか? |
奥田: |
私が入った日からもう、哀川さんあの格好でおられて、終わってから初めて普段の哀川さんを見たって感じ。 おかしかったです。 すごい楽しくできました。 |
哀川: |
本当に、気の強い女性を見事に演じられたなと思うんですけれど、大変だったんじゃないですか?。 |
奥田: |
はい、私も一応1日だけ柔術のレッスンを受けて。 |
司会: |
そうだったんですね。 |
奥田: |
あとは自習で頑張りました。 |
司会: |
ありがとうございます。 そして監督、監督は脚本家としても活躍しておられますが、監督としても短編ではすでにいくつかやられているということなんですが、長編は本当に正に今回が初監督ということなんですよね。 |
佐藤: |
そうですね。 |
司会: |
色々と思い入れがあると思うんですけれど、公開初日を迎えられていかがでしょうか? |
佐藤: |
いや、本当に感慨深いものがあるんですけれど、やっぱりその今回は翔さんが本当ハゲを引き受けてくれるかどうかに一番かかってて。 途中で浅野さんも、翔さんがやってくれるならやるみたいな話になってて、それって翔さんにやってもらわないと、もうこれ企画自体が成立しないと思ったんで、必死でお願いして、何とかやっていただいて。 でもうやっていただけたら、全然僕はもう安心してお二人に任せられたんで、特に監督としてはもう淡々に、用意!スタート!言ってるだけで、後はお二人の好きな世界で |
哀川: |
そんなことはないですよぉ。 |
司会: |
そうだったんですね。 でもやはり苦労されたこともたくさんあると思うんですよ、映画の撮影中は。 どうでしょうかね? |
佐藤: |
まぁ当たり前ですけど、やっぱり天候っていうのはどうしようもなくて、黒富士のシーンで、これ実際富士山に行って撮影してるんですけど、何回かアタックして、結局ダメで、危うく本当にもう、お二人のスケジュールって本当にタイトで、1日でも駄目になったらかなり厳しい状況で、それが二日も駄目になってしまって、下手したらこれ「ロスト・イン・ラ・マンチャ」になるかなっていうくらいのひどい天候の荒れ様で。 まぁそれを克服して、それは割と前半の方に撮影あったんですけれども、克服したことで何か後半気合入れ直して頑張ったかなと思います。 |
司会: |
それだけ思い入れのある作品ということですね。 そして花くまさん、花くまさんはご自身の作品では、この映画が初の映画化ということですよね。 |
花くま: |
はい、そうです。 |
司会: |
そして実際にゾンビ役としてもご出演されていかがでしたでしょうか?、 |
花くま: |
漫画の「東京ゾンビ」は僕にとってすごい大切な、愛しいものだったんですけれども、この映画ももう今では同じくらい、すごい愛しい存在になってますね。 |
司会: |
なるほど。 実際に柔術の指導もされたということなんですよね。 |
花くま: |
はい、そうです。 でまぁ今日見てもらってわかると思うんですけども、これだけスクリーンの中で、あんだけマニアックな寝技やった俳優さんは世界中でこの二人だけだと |
司会: |
実際どのくらいご指導をされてらしたんですか? |
花くま: |
1ヶ月くらい、みっちりと、はい。 |
司会: |
素晴らしいですね。 はい、ありがとうございます。 それではですね、こちらにいらっしゃる皆様にですね、正に映画を見終わった皆様でございますので、最後にメッセージを一言ずつお願いいたします。 |
浅野: |
そうですね、本当に皆さんの笑顔を見られて、本当に嬉しく思っております。 もし物足りないという方は何度でも見てもらえれば本当に嬉しく思います。 ありがとうございます。 |
司会: |
哀川さん。 |
哀川: |
いや本当に、花くまさんの原作に対する思いと、出来上がった映像に対する感動というか、それと佐藤佐吉監督が何回も何回もこう足を運んで、ハゲになれハゲになれ、今でもハゲを思い浮かべると、不思議な光景でしたが、やっと完成しました。 本当にありがとうございます。 |
司会: |
奥田さん、お願いします。 |
奥田: |
えっと、私も大好きな、みんなも大好きだと思うんですけれど、流行らせましょう。 |
司会: |
よろしくお願いします。 監督、お願いします。 |
佐藤: |
僕は今まで脚本家としては、ちょっと危ない脚本家とちょっと思われてたフシがあって、特にこのお二人の「殺し屋1」とか「牛頭」とかのせいでそうなってしまったんですけども。 そのせいで僕の映画というのは全部R指定ばっかりだったんですけれど、なぜか長編デビュー監督作品が初めて一般映画になったということで、これは赤ちゃんからお爺ちゃんまで全員見れる映画になってますんで、お正月はもう一度皆さん、ご家族揃って「東京ゾンビ」に是非お越しください。 |
司会: |
花くまさん、お願いします。 |
花くま: |
僕が作った言葉で、「三つ子の魂百まで」じゃなくて、「中学生の魂百まで」ってのがあるんですけれども、中学生の心がまだ体内に残ってる人はきっとこの映画を見たらグッ!と来ると思いますんで、ぜひよろしくお願いします。 |
司会: |
皆さんそれは十分に感じていらっしゃるんじゃないかと思います。 ありがとうございました。 |
更新:2005.12.10(土)
Kaori