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祝公開!「インビジブル・ウェーブ」舞台挨拶
初回上映後の巻


司会: まずはお一人ずつご挨拶をお願いいたします。 まずは浅野さんからお願いいたします。

浅野: 皆さん、今日は本当にありがとうございます。 昨日は雨が降ったんで、初日に雨降ったら嫌だなと思ったんですけど、見事に晴れてくれて嬉しく思っています。 えっとですね、この作品は実は撮影が2年程前になってしまうんですが、すでに海外では公開されて、やっと日本でも皆さんに見てもらえることになりまして、本当に皆さんの反応ががとても気になっています。 今日はどうぞ楽しんで行ってください。 ありがとうございます。

司会: ありがとうございました。 でも浅野さん、丁度今ですね、ご覧になられたばかりの皆様なんですけど。

浅野: あ、そうですか、スイマセン、なるほど。

司会: 少し感想を伺いたいんですが、満足したという方は拍手で教えてください。

(^o^)(^o^)(^o^)
浅野: ありがとうございます。

司会: では続きまして光石さん、よろしくお願いいたします。

光石: 今日は暑い中、皆さんどうもありがとうございました。 いかがでしたか? 楽しんでもらったら幸いです。

司会: はい、ありがとうございます。
では、色々とお話伺って行きます。 あの、もうネタバレも全く問題ございませんので

浅野: そうですね、ハイ。

司会: はい、自由にお話ししていただきたいなと思いますが。 まずは浅野さん、ご質問させていただきたいと思います。 今回の「インビジブル・ウェーブ」は「地球で最後のふたり」と監督、脚本、制作チームがすべて同じということで、再びタッグを組んだわけですが、再びそのチームと作品を取り組もうと思われた、何かきっかけのようなものはあったんでしょうか?

浅野: そうですね、前作で非常に良い時間を過ごさせてもらって、フィジカルに言うと、けっして簡単な時間ではなかったんですけど、やっぱりタイのスタッフに混ざって、日本人として仕事するってことは大変だなということは良く理解しましたし、その中でやっぱり、本当に良い結果を出せたんですよね、イタリアの方でも賞をいただいたりして。 それでやっぱり、自分たちのやったことは間違いじゃなかったなっていうのが良くわかったんで、それはもう絶対、次の何かあったら、自分たちは挑戦するべきだってムードに包まれてたので、このお話いただいたときはもう、自分たちは更なる、自分たちに出来ることを発見しようよという気分でやらしてもらいました。

司会: そうですか。 じゃあ今回も満足の行く撮影の日々だったと。

浅野: そうですね、それで前作やって、比較的もうお互いのコミュニケーションはとれてて、まぁ言い方が良いのか、悪いかもわかんないですけど、もう少し楽なのかなと思ったんですけど、全然大変でして、また一から何かこうぶつかり合うって感じなんで、非常に僕はしんどい時間を過ごしましたけど、それはやっぱり身になりましたね。

司会: そうですか。 素晴らしい形としてスクリーンに残りましたね。

浅野: そうですね、やっぱり中々奥の深い映画が出来ましたし、脚本の段階からそれはもう僕自身も感じてはいたんですけれど、それはやっぱりもう監督も含め、カメラマンのクリスもすっごくもう集中してやったんで、はい。

司会: わかりました、ありがとうございます。
そして一方光石さんは、今回この制作チームとは初めてお仕事された、撮影に臨まれたわけですが、一緒に撮影されてみていかがだったでしょうか?

光石: そうですね、日本でもそうなんですけど、どこでも出来上がったチームの中に入って行くってのはとっても不安だったりするわけですけど、でも幸い浅野さんがすごく助言をしてくださったり、それでタイの方々が本当に温かく迎えてくださって、監督はじめプロデューサーもそうですし、スタッフの皆さんもそうですし、また温かく迎えてくださったので、本当に何の、最初心配していたことが吹き飛ぶくらい、もう毎日楽しく撮影出来ました。

司会: そうですか、ありがとうございます。
そしてタイでの撮影ということで、全編様々な箇所の空気が漂っているんですが、浅野さん、作品の中でかなり英語の台詞が多かったわけですが

浅野: ええ、はい。

司会: はい、外国語で話しながらの演技というのはどうなんですか?大変だったんですか?

浅野: そうですね、やっぱり日本語でしたら、もう相手の言ってることも良く解かりますし、相手の方が、例えば間違えても、すぐにそれに対応出来たりするんですけど、どこで間違ってるのかも解からないし、自分がそれに対して、例え解かったとしても、返せなかったりするんですね。 それはやっぱり、けっこう自分にとっては苦しみだったので大変でしたけど。 まぁ、さっきも言ったように、監督たちとは前回も一緒にやってたんで、僕の英語力も良く理解してくれてて。 で僕はもう「もっと切って!もっと切って!」って、やらしてもらいました。

司会: 大分減らされた?

浅野: 大分減らしてもらいましたね、はい。

司会: そうですか。
そして、光石さんは、ちょっと伺いたいのは、やはりモップスを歌ってらっしゃるシーンがかなり印象的で、強く今でも私は残っているんですが、あの曲のセレクトに関してはですね、意見などは出されたんですか?

光石: えっと、最初に違う曲が台本に書いてありまして、それを僕はこっちでCD手に入れて、一人で口ずさむ練習してたんですけど、他に何か案はないか?っていうようなことを聞かれまして、それでプロデューサーの相原さんと二人で、幾つかセレクトして向こうに、監督に。 そしたら監督が、あの歌が良い!ってことで、はい。

司会: そうですか。 普段からカラオケに行かれたりとかは?

光石: いや、ほとんど、もう二年に一回くらい、はい。

司会: 二年に一回(笑)。 ちなみに、そのときはどんな歌を歌われるんですか?

光石: あの...下らないロックンロールを。

司会: そちらも聴いてみたいですね。 とても味があったので素晴らしかったと思います。
さぁ続いてなんですが、この作品でお二人が着用されてる衣装に関して伺わせてください。 タケオキクチが提供によるというものなんですが、表参道ヒルズで開催中のエキシビションでも一部展示されてますよね、特に気に入った衣装などがあれば教えてください。

浅野: そうですね、僕自身は最後に光石さんと、最後に僕が撃たれてしまうシーンというか、あそこで着てるスーツはやっぱり抜群に良かったですね、はい。

司会: 体の馴染みとかも?

浅野: そうですね。

司会: そうですか。
光石さんはいかがです?

光石: そうですね、僕もやっぱりあそこの、最後の、皆さんご覧になったと思うんですけど、トラムのシーンで、最後にびしっと決めるあのスーツ、浅野さんと二人で着たんですけど、あのときは撮影の初日っていうか、最初の大きなシーンだったので、何かすごく印象にも残ってますし、まずあれを着てあのシーンを撮ったっていうのがすごく思い出になっております。

司会: そうですか。
ぜひ表参道ヒルズの方にも行ってみてくださいね。 展示されています。
さぁ、そしてですね、今回撮影したものの、編集段階で、実はカットされたシーンも多かったと聞いているんですけれども、実際に完成した作品をお二人がご覧になったときに、何か撮影中に受けていたものとは異なる印象があったりするものってありますか?

浅野: そうですね、やっぱり僕はカメラとか光のこととか、技術の面はさっぱり解かってなかったりするので、こんなふうに仕上がるんだなってのはやっぱり想像出来ないですよね。

司会: ええ。 ちなみにカットされたシーンの中で印象に残っているものってありますか?

浅野: どこがカットされたんでしょうね? それが解かんないですけど。

司会: そうですか、解かりました。
光石さんいかがでしょうか?

光石: そうですね、実は香港はそんなに天気が良くなかったんですけど、それがプーケットに移動しても、その色調というか、それがあまりにも変わってないことがやっぱりびっくりしましたね、さすがだと思いました。

司会: ねぇ。 それはやっぱり、実際にスクリーンでご覧になって驚かれたという?

光石: はい、そうです。

司会: そうですか、解かりました。
ではですね、これ最後の質問になると思うんですけど、お一人ずつ、この作品に込められた、それぞれご覧になったばかりで、色んな感想を持たれているんじゃないかなと思います、今お二人がそれぞれ感じていらっしゃるこの作品のメッセージだったり、こういった部分をまた改めて見てもらえたら的なことがあれば、教えていただければと思います。

浅野: そうですね、やっぱり誰にでも過ごしたくない時間があったりとか、間違った方向に行ってしまう瞬間というのはあると思うんですけど、そんなものが描かれている映画だと僕は思っているので、そういう瞬間に自分が何を選ぶのかっていうのを再確認する上でも、この映画は本当に良く出来ている映画だなと思うので、その辺を見てもらえると本当、また面白いのかなと思います、はい。

司会: はい、ありがとうございます。
では三石さん、お願いいたします。

光石: そうですね、アジアの色んな国の俳優さんたちが出演して、それが映画の中で ?的になってる映画だと思いますので、一度と言わず二度三度見てやってください。

司会: ありがとうございました。

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更新:2007.05.29(火)
Kaori