TA090916

凱旋モントリオール!「ヴィヨンの妻」完成披露舞台挨拶

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第33回モントリオール世界映画祭でみごと最優秀監督賞に輝いた「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ」がいよいよ凱旋、世紀の政権交代の9月16日、有楽町朝日ホールにて、日本での初披露のときを迎えた。

ご出席(敬称略)
根岸吉太郎 監督
浅野忠信(大谷穣治)
松たか子(大谷佐知)
笠井信輔(司会:フジテレビ)

浅野さんのいでたち
  • 自然に流したセミロング/うっすら髭
  • 浅葱色の無地の着物/濃い色の半襟
  • 黄土色の袴
  • 白足袋/白い鼻緒の草履
北村道子さん?

<上映前の舞台挨拶より>

司会: さぁ、きれいなお着物での登場となりましたけれども、まずはお一方ずつご挨拶いただきたいと思います。 モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞、根岸吉太郎監督です。

根岸: こんばんは。 ようこそお集まりいただきましてありがとうございます。 太宰生誕100年ということなので、これを見たらですね、きっと、太宰治もびっくりするんじゃないかなという、皆さんが集まってるのを見たら、と思いますけど。 この映画をですね、撮るために、いくつか太宰の、もちろん小説を読んだり、色々なことを勉強しました。 その中で太宰が、実際に自分の原作の映画をですね、1本だけ見て、女優さんと対談してるっていうのがありまして、その対談を読んだら、「いやぁ、つまんなかったね。」って、「僕の原作は映画にはならない。」って言って、女優さんが困ってたらしいんですね。 今日のこの映画を太宰治が見たら、何て言うでしょうか? それは残念ながら、聞くことは出来ませんけれども、皆さんにぜひとも、太宰の代わりにですね、判断していただきたいなぁと思ってます。 太宰の話をしましたけれども、これは小説ではありません、映画です。 2時間近い時間をですね、スクリーンと向き合って、身をゆだねて、ぜひともこの映画を生きてですね、丸ごと楽しんでください。 今日はどうもありがとうございました。

司会: 監督、こちらにモントリオール世界映画祭のトロフィーがあるんですけれど、これは監督のものですか?

根岸: もちろん、そうですね。

司会: 映画会社に置くとか、そういうのではなくって? 監督のお家に置くものですね?

根岸: でも、今は取り上げられてる(笑)。

司会: (笑)あぁ、そうですか。 やはりあれですか、こうやって、改めて見ましても、良いものだなぁという感じはありますか?

根岸: すごいね、重たいんです、これ。

司会: あ、そうですか。

根岸: えぇ。 ですからね、受賞して、持っていてね、だんだん腕が下がって来る。

司会: その重みを感じながらの授賞式であったということですね。 ありがとうございました。
続きまして、小説家を愛する妻、佐知、松たか子さんでございます。

松: 皆さんこんばんは、松たか子です。 本日は色々ご予定がある中、この「ヴィヨンの妻」を選んでくださってありがとうございます。 監督の最優秀監督賞という嬉しいニュースに支えられて、この作品も良いスタートを切ることが出来たのではないかと思いますが、公開に先駆けて、皆さんにこのヴィヨンの世界を感じて、体感して、楽しんでいただけると良いなと心から思います。 私にとっては、関わることが出来て、撮影で、本当に幸せな時間でした。 どうぞ楽しんで行ってください。 本日はありがとうございます。

司会: 続きまして、生きる事と闘う小説家、大谷、浅野忠信さんです。

浅野: 皆さん、今日は本当にありがとうございます。 監督と一緒にカナダの方へ行きまして、映画祭の方を楽しんで来ました。 そこで本当にカナダの方たちや他の国の方たちがすごく映画を楽しんでくださって嬉しかったです。 でもあの、そのときに思ったのが、やはり日本の方たちが何よりも映画が好きで、ずーっとやっぱり映画を撮り続けて来て、見る方も本当に楽しんで映画を待ってくださってるってのを、僕はそういうふうにいつも考えているので、何よりも日本の人にこの映画を楽しんでもらえればと思ってました。 本当に今日、こうして皆さんが集まってくれたことがとても嬉しいです。 本当に映画を楽しんでください。 ありがとうございます。

司会: 実は今日はもうお一方ゲストがいらっしゃいまして、モントリオール世界映画祭、最優秀監督賞をお祝いしまして、青森から駆けつけてくださいました。 原作者の太宰治さんです、どうぞ。

(頬杖をつく胸像の”太宰ねぶた”登場)

司会: 青森と言えば”ねぶた”でございます。 太宰ねぶた、これはですね、青森の、本当にねぶたを制作している職人の竹浪比呂央さんにお願いしまして、およそ2週間かけて特別に太宰治のねぶたを作っていただきました。 やはり最優秀監督賞を獲ったということで、ぜひ!ということで作り上げたんですけれども。 もっと近くに寄っても良いんですよ。 これはねぇ...あの、浅野さんも、太宰さんをやはりモチーフということで、この(頬杖の)ポーズをやるわけですよね。

浅野: そうですね、やりました、はい。

司会:  そうですよね。 いかがですか?こう、ねぶたになった太宰さんは。

浅野: もう、僕このねぶた自体初めて見たんで...すごいインパクトですね。 何かこう、もっと何か違う、何ですかね、祭っぽいものかなって思ってたんですけど、普通の人がこう何かね、ちょっと(苦笑)不思議な感じがしますね。

司会: そうですね。
松さん、いかがですか?

松: これは監督のお家に置くんですか?

根岸: けっこうヤンキーっぽいですよね。

司会: そう、意外とハイカラな感じですよね、太宰ね、えぇ。 あの、監督のものではございません、これは。 えぇ、これは東宝のものだと思います、はい。 まぁいづれにしましても、監督としてはいかがですか?ねぶたとして登場して来ましたけれども。

根岸: いや、色々なねぶたを見ましたけれどもねぇ、これはけっこう別の迫力がありますよね。

司会: 実際皆さんも太宰生誕の地、青森を訪ねているわけですよね? 監督、その生誕の地を訪ねて、どんなことを感じられますか?

根岸: いやぁ、太宰はけっこう自分の幼少期の頃のことをですね、いくつか書いてるんで、やっぱりあの、そういう景色の中に自分の身を置くと、色々その書いていたことを思い出しますね。

司会: 松さんはどうですか? 生家とか行かれたんですよね?

松: そうですね、すごい迫力で。 でもあれだけ豪華な、立派なお家の中に育っているのに、色んな細かいところを見て、それを文章に起こせるっていうのは、それはすごく才能を持っている人だなと。 きれいなものとか立派なものだけを見て育つのではなくて、細部のものとか、弱いものとかも見逃すことがなかったというのは、やっぱり物書きの才能溢れてる人なんだなぁと、撮影終わってから行って、何か逆に良かったなぁと、意外に共感しました。

司会: そういった立派な家に育ちながらも、浅野さん、何度も自殺未遂を図るという人生もありましたよね、どんなことを感じました?

浅野: えぇ、そうですね、やっぱり僕もその青森のその家に行ったときに、僕は、失礼な話なんですけれども、太宰さんのことはそこまで知らなかったんですけど、その家に太宰治さんのピュアな思いというか、純粋なものをすごく感じることが出来たんですね。 それで、あぁ、きっとその色々暗い側面というか、そういうものを何か小説や色んなものを通じて表現して来たと思うんですけど、そうじゃないピュアな面も感じることで、そういう、本当の自分との葛藤と、やっぱその傷ついてしまうことがあったのかなと思いましたね、はい。

司会: そして、今日このねぶたに合わせるかのように、松さんも浅野さんも和装ということでございますけど、監督、撮影中も昭和20年の物語で、和装が多かったようですけれども、松さんの和装はいかがですか?今日改めてご覧になりまして。

根岸: いやぁ、色っぽいですよね。 あの映画の中でずっと和服なんですよ。 それで、中々ね、時代的にも生活困難ですから、着物をあまり変えないって設定でね、ほとんど着物を変えることなく、目立たない存在にしてるんですけれども、それも割りと安めの着物ですからね。 今日は見違えてます。

司会: 浅野さんはいかがですか?

浅野: そうですね、今夜はとても似合うんで、着物が、何か普通の、普段のねジーパンとか、普段着でいると逆に違和感を感じるから、あ、そうだよなと思って。 本当はこれが私服なんだよなって思うくらい似合ってると思いますね。

司会: 松さん、そのお着物はご自前と聞きましたけれども。

松: 何か着物で出てくださいと言われて、そんな、困る!といったんですけど、母にちょっと聞いて、譲っていただきました。

司会: あ、お母様の着物?

松: はい。

司会: いやぁ、でもきれいな色合いでね、本当に素晴らしいです。

松: ありがとうございます。

司会: 一方、浅野さんの着物姿はいかがですか?

松: 素敵です。 素敵じゃないと言う人がいますぅ? 素敵に決まってるじゃないですか(笑)。 まぁでも何か大谷の浅野さんとして出会ったときにも、本当に違和感なく、普通着物に着られてしまう人が多い中、すごく自然に着こなしてらしたので、すごく素敵だなぁと思いました、やっぱり、こう。 でもそうやって着るものとかにも興味があるので、その興味の強さによっても着こなせる色合いは違うと思うので、すごく自分のものにしていらしたので、そんな大谷である浅野さんを見ていると、すごく幸せでした。

司会: 監督、監督は今日、どうしてお着物ではないのでしょうか?

根岸: 裏方ですからね、一応は。

司会: そこは一歩譲ってと。

根岸: はい。

司会: そうですか、わかりました。
さて、モントリオール世界映画祭での受賞、やはり大きなニュースとなりました。 その反響は、皆さんいかがだったでしょうか? 浅野さんは?カナダの方へと行かれてましたけれども。

浅野: はい。

司会: 反響はいかがでしたか?

浅野: いや、本当に、さっきも言ったように、映画好きの人たちが、昼と夜とで上映したんですけど、昼間も本当に、お年寄りから若い方までいて、で夜もやっぱりそのお年寄りなんかもけっこういたりして、何か自分とかけっこう遅い時間でも何か映画のためだったらすごい熱心に足を運んでくださって、自分の見たい映画をきちんと選んでくださって、それで来たからには楽しんで、それで本当にまた見終わった後にすごい、にこやかに、美しい映画だったよって言ってもらえたので、すごく感動しましたね。

司会: けっこう皆さん笑うんですってね、向こうの方。

浅野: そうですね、とても笑ってくれました、はい。

司会: ですから、笑って良い映画なんですよ。 太宰治だからと構えることはないですね。

浅野: はい。

司会: そうですか。
松さんは、日本にいて、反響はいかがでした?

松: そうですね、朝、事務所の人間と浅野さんから「やりました!」ってメールを携帯にいただいて、わ、すごいな!と思って。 でも実感がなかなか湧かなかったんですけど、だんだん色んな方が「おめでとう!」、「良かったね!」って声かけてくださることで、素晴らしいことなんだなっていう、じわじわと実感して。 その場に居合わせたかったんですけれども、でも気持ちはもう一緒にカナダに行っていたつもりではあって。 またすごく嬉しいことだなぁと思いました。 公開前なので、まだまだドキドキしたい気持ちはありますが、いち早くこの映画を認めてくださった方がいらっしゃったことにすごく感謝の気持ちでいっぱいです。

司会: 監督、監督はどのような反響を国内外から、現地そして日本でありましたでしょうか?

根岸: あの、撮影のですねスタッフに対する賞賛っていうんですか、ものすごく画がきれいで、しっかり作られているという。 久し振りですね、日本映画でこうやってしっかりしているものを見て、それでですね、感想をたくさんいただきましたし、あとね、何と言ってもですね、松たか子演じる佐知っていう女性に対する共感っていうかな、あの、けっこう耐えてる女性なんでね、海外の人にどういうふうに受け止められるのかなと思ってましたけど、みんな「わかる!わかる!」って言って、僕のところ来るんですけれど、そういう意味じゃね、やっぱり何かそういう一人の色々迷いながら生きてる人間が、中にある強さみたいな、世界中の女性がですね、きちっと受け止めてくれたんだなと思いました。

司会: そういった海外の方の受け止め方というのは、松さん、どうお感じになります?そういう評価があったということは。

松: いや、嬉しいですね。 まぁ、私はもう監督と、田中陽造さんの脚本と浅野さんに引っ張られていただけでしたから、ラッキー!って感じですけど。 でも、どうでしょう?何か感じていただけることは嬉しいです。 別にわかってもらおうと思ってやってるわけじゃないんですけど、そういう色んな感想を、自分のやったことに投げていただけるのはすごい嬉しい。 でも、そこから先はもう私の範囲じゃないので、想像もつかないことなので、でも嬉しいです。

司会: そうですか。
そして浅野さん、様々な監督さんと映画を通じてお付き合いをしてると思うんですけれど、根岸さんとは今回実は初めてなんですね。

浅野: はい、そうです。

司会: ええ、いかがでした?現場では。

浅野: いやぁ、本当に僕とかは自分勝手に好きなことをやってたと思うんですけれど、それでもスタッフの人たちも熱心に自分の仕事に取り組んで、放っておくといつまでも色んなことに熱中しちゃって止まんないスタッフの方が多かったと思うんですけど、それはやっぱり的確に見守ってくださっていて、それぞれのバランスというか、本当にこれで良いのかな?ってときには、きちんと立ち止まって軌道修正してくれるというか、その見守ってくださってるお陰で僕は何かこういい形で自分の表現にたどり着いたというか、それは本当に感謝してますね。

司会: 松さんは、監督はいかがでした?

松: 私も初めてで、でもすごくその戦後の街並みであるとか、風景を再現、太宰の原作に忠実に色んなことを再現して行くその熱意にすごく圧倒されて、私はそれについて行けることが幸せでしたし、現場も特別に賑やかではないけれども、静かにとても熱い現場で、あとは、子供がずっといたので、何かこうピリピリはするんだけれども、フッて子供の仕草を見たら、何か表情がフッとこう和らいだりとか、とても良いバランスだったのではないかと、やってる方としてはそんな感じです。

司会: そうですか。
監督、いわゆる根岸組ということで考えますと、主要なお二人が初めてということなんですけれども、どんな感じで受け止められましたか?その二人のお芝居を。

根岸: いや、二人とも素晴らしいですよ。 あの本当にね、浅野さんも松さんも、今迄皆さんがご覧になってるお二人とは違ってですね、一段、何ていうかな、グレードアップした演技を見せてくれてるって驚いてます。 それはですね、やっぱりスタッフが作り上げたですね、ある空間に入り込んで、入り込んだときに、何か芝居をするっていうことを超えてね、やっぱり自分達がその映画の中で生きてしまうっていうような雰囲気が演技に出て来たんですね。 そのことが何か今迄僕らが見てた二人の姿よりね、数段何かもう少し高みに上ったっていうような演技というか、人物が見られたんじゃないかなって思って。 僕なんかもうずっと興奮しながら撮影してましたね。

司会: そしてこの映画はある夫婦の愛の形を描いているわけですが、破滅的な夫と明るく振舞う、支える妻、この夫婦像をお三方はどんなふうに捕らえたでしょうか? 松さん。

松: そうですね、とても面白かったです。 一生血の繋がりを持たない、一番近い人間関係として、夫婦っていうのは面白いなって。 他人ですからね、一生。 でも、一番近いところにいて、お互いいて、いる時間がそこにはあったという話で。 とても自由で良いのではないかというふうには思いました。 何かこう比べられるものではないし、常識で線を引くものでもないという、そんなことも思いました、はい。

司会: 浅野さん。

浅野: そうですね、本当に、まぁ激しい関係だったと思うんですけど。 僕はその大谷という役を太宰治さんだと思って演じてたんですけど、中々しんどいときもあったんだろうなと思ったんですけど、まぁそれこそが夫婦が乗り越えて行く、乗り越えなきゃいけないようなきっかけのような気がしたんで、そういうものを二人で乗り越えて行く姿っていうのが非常に、見る方としても生きるヒントになったと思います、はい。

司会: 監督は?

根岸: あの一見ですね、まるっきり性格の違う二人に見えるんですね。 一人は好き勝手をしていて、一人はそれを包み込んでっていう。 でもこの物語、夫婦は”似たもの夫婦”という言葉がありますけれども、どこか奥底にですね、芯のところで非常に似通っていて繋がっているものがあるんじゃないかなって思って撮っていました。 で、そのことが何からなのかなってことをですね、映画の中で皆さんに見つけてもらえれば、この映画の見方としてはね、僕らにとっては一番幸せなんだなっていう。

司会: 最後になりますけれども、とにかくモントリオール世界映画祭、賞を獲得した頃には、松さんが舞台中ですので、いなかったわけですけれども、また別の映画祭から声が、海外からかかったら、今度はちょっと行きたいっていう感じはありますか?

松: そうですね、中々そういうところ行けないんですよね、私、そういう星の元みたいで(笑)。

司会: あ、そうですか。

松: もちろん馳せ参じたいと思っております。

司会: ただ、「おくりびと」がモントリオール世界映画賞獲った後、アカデミー賞に呼ばれましたので、監督、アカデミー賞、「おくりびと」に続け!

根岸: 良いですね。 和服で。

司会: 和服で、えぇ。
浅野さん。

浅野: そうですね、ねぶたを持って。

司会: 松さん、今度はそこへ。

松: でも、まず日本人の皆さんに見ていただきたいですね。

司会: そうですか、わかりました。 それぞれ皆さんの思いがあるようですけれども、世界に認められているこの映画、これから皆さんにもご覧いただきたいと思います。

(フォトセッション)

司会: 最後にまた皆様方に一言お願いしたいんですが、ちょっと私、写真撮るのを見て思ったんですけれども、やはりこの映画、夫婦で見てもとても面白い、今極めてニュースな夫婦というのは、やはり鳩山新総理とヴィヨンの妻ならぬ総理の妻の奥さんになってますけれども、皆さんへのメッセージとともにですね、鳩山ご夫妻にもこの映画について何かメッセージを一言いただけると嬉しいと思います。 急にちょっと申し訳ないですけれども、私も「とくダネ!」とかやっておりますと、そういう方向にちょっと流れてしまいますので、救うと思っていただいて。 あの映画本当にお好きなんです、鳩山ご夫妻って。 先週も「サマーウォーズ」を、アニメを見に行ってましたけど、お台場のシネコンに。 えぇ、相当映画好きと思われます。 これちょっと訴えておくと良いかなと思います。
それでは、監督からご挨拶を。

司会: えー、これからの日本を背負って立つにはですね、やはりこういう映画を見て、もう一度原点に立ち返ってですね、次の方向に歩みだして欲しいなって思います。 ぜひとも、鳩山ご夫婦、この映画を見てください。 同時に、日本全国の皆さん、10月10日に封切りですので、ぜひこの映画をご覧になってください。 ありがとうございました、今日は。

司会: ありがとうございます。
では、浅野さん、鳩山さんにということも含めてですね。

浅野: ぜひ劇場に足を運んでいただければ嬉しいなと思います。 そうですね、やっぱりこの作品を見ていただければ他の方も興味を持ってくれるかもしれないんで、そういう助けは大いにしてほしいなと思います。 そうですね、僕自身この映画を、自分が出演したとかを抜きにしても、見たときに、とても受け取るものがあったので、本当に今日、皆さんに見ていただいて、何か感じていただけると思うんで、そしたらまた、ぜひ何度でも劇場でご覧になっていただけたら嬉しいなと思います。 本当に今日はありがとうございます。

司会: ありがとうございます。
そして松さん、鳩山ご夫妻に

司会: この映画は10月に改めて公開になります。 今日いち早く見ていただいた皆さんは、また改めて公開になった折には映画館に足を運んでいただけたら幸いです。 日本人が作った文化を日本人がなくすか、存続させるかしかないと思います。 政治家の皆さんにも日本の文化を少しでもメッセージとして取り入れて理解する努力をしていただければ、少しは甲斐があります。 ぜひご覧になってください。

司会: ありがとうございました。 これにて「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ」の完成披露試写会舞台挨拶を終了させていただきます。


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更新:2009.09.22(火)
Kaori