TA970622
字で読むNHK「トップランナー」収録
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あらすじ
「トップランナー」は毎週各ジャンルを代表する若きトップランナーを
ゲストに迎えるトーク番組です。
去る6月22日(日)の午後、浅野忠信さんが出演する回のスタジオ収録に
参加することができました。
東京渋谷のNHK放送センターに集合した私たち観覧者は、まず控え室に通され、
アンケート
に記入し、待機することしばし。いよいよスタジオへ。
荷物は控え室に残せとのご指示で、残念ながらカメラもテレコ持ち込むことが
できませんでした(;_;)
この日のセットは浅野さんのイメージに合わせたという特製の
アジア無国籍風(?)。
中央の出演者席をぐるりと囲んで観覧者は床に車座になりました。
私の位置はまさに最前列の司会とゲストの中間。
出演者からわずか3m、砂被り状態の超特等席でした(^o^)。
おきまりの拍手の練習も終わり、まず、司会の
大江千里さんと
益子直美さんが登場。
下手の縁台に座ってニッキ水を手に談笑する中、短編映画「TK」が大スクリーンに
映し出されます。
映画が終わり、いよいよ浅野さん!上手からなんと
ミニ・サイクル
に乗って登場。
拍手拍手に、バイクの上でジャンプして応える辺りがパンク者。
下手のベッド席へ。毛穴まで見える至近距離の
全身生浅野
にうっとり(^-^)。
まずは、「TK」のメイキングin香港が映し出される中、台本なしの
とりとめもないトーク。
司会のお二人は浅野さんの作品や記事をしっかりと勉強してきた様子で、
とても好感が持てました。
続いて、
浅野忠信評のビデオ。
浅野さんはさすがに真剣に見ていらっしゃいました。
その後、絵本を創ってみたいという浅野さんの「原作」の
朗読
があったり、
司会、ゲスト、観覧者代表での
絵の競作
、直筆の
漫画
の披露、
Q&A
など盛りだくさん。
幸せ過ぎて実感のわかない2時間弱。参加記念に番組の赤いTシャツをいただきました。
放送は7月4日。請うご期待。
アンケート
[本文]
全部で3枚
- 浅野さんの作品で好きなシーン/浅野さんへの質問(無記名)
- 興味を持っていること,悩み,etc.(記名)
- 興味を持っていること(また?)、注目している人,etc.(記名)
本番での質問者もこのときに選ばれました。
アジア無国籍風セット
[本文]
スタジオの中央に1畳ほどの大きさの司会者用の「縁台」とゲスト用の「簡易ベッド」が
「八」の字型に並び、それが出演者の席。縁台には英字新聞が敷かれ、ソフトビニルの
ザリガニの詰まったカゴ、本物のドリアン、赤と緑のニッキ水などが置かれている。
ベッドは緑と白のしましまのマットで、赤地に大柄のプリントのベッドカバーがかけられ、
風船をもぐりこませて丁度人がくるまっているような格好になっている。トップボード
(パイプ?)には赤紫の地に金糸の中国刺繍がかけられている。こちらにも食べ頃(?)の
ドリアンがあって、異臭を放ちまくっている。
ベッドの下にはなぜかダンボールの端切れがたくさん、そして蓋のない木箱が一つ。
その出演者席の周囲360°をぐるりと囲むただの床が私達の観覧席。さらに外側の後方奥
(八の上)に大スクリーン。左右の壁にはテレビのモニターが4台ずつ横1列に埋め込まれて
いる。上手(右)と下手(左)に据え付けのカメラ。中央手前にハンディが2台。
上手のカメラの脇から指示テロップが出される。残りの外周には赤い風船が浮かび、
ペンキで殴り書きしたような木箱が積み重ねられ、雛壇も少々。スモークも少々。
大江千里さん(36)のいでたち
[本文]
- 藍染めのプルオーバー
- 青白のむら染めの前ボタンTシャツ
- ベージュ(?)のひざ丈のパンツ
- オレンジのウエットスーツ素材のミュール
- 黒縁眼鏡
- 生脚にせんねん灸の跡
- うっすらドーラン
益子直美さん(30)のいでたち
[本文]
- セットに合わせた(?)緑の付け毛
- 生成りに黄色の花刺繍のエスニックな綿オーバーブラウス(裾に鍵裂き)
- オレンジのスリムパンツ
- 水色のナイキ(実は大江のもの/なぜか底に紙が貼ってある)
ミニ・サイクル
[本文]
正式名は?スケボーと自転車をくっつけたようなペダルのない小さい自転車で招き猫付き。
浅野さんは収録が終わって退場するときにも乗って行きました。
浅野忠信さん(23)のいでたち
[本文]
大江さんいわく「思いっきり普段着ですね」
- 見頃がネル、袖がダブルガーゼの洗いざらしの黒のトレーナー
- 中学の頃から履いている(当時はだぼだぼだった)というインド更紗風のチェックの綿パン
- ハッシュパピー(なわけない)風のこげ茶のスエードのブーツ
- いつもの黒い腕時計
- 脱色した浅野忠信風無造作爆発頭
- 浅野忠信風せくしー無精髭
- ノーメイク
浅野忠信評のビデオ
[本文]
お三方が浅野さんの「存在感」についてコメントが流れましたが、
客席からはよく聞こえませんでした。
- 高橋恭司(写真家)
- 岩井俊二(FDF/PiCNiC監督)
- 井坂聡([Focus]監督)
朗読
[本文]
ルーズリーフの表裏にボールペンで書かれた「ロックとローラの物語」を浅野さん自ら朗読。
ウサギとカメ2(ウサギの汚名挽回××編)てのがまたおもしろいんです。
絵の競作
[本文]
お題は浅野さんが決めて「魚」。スタジオの風船が魚みたいだったからとか。
大江、益子、浅野と観覧者代表(♀)の4人がダンボールの切れ端に赤黒のマジックでお絵描き。
「こういう緊張状態でどういうことになるかな」という浅野さんの手は本当に震えていました。
浅野さんが書いたのはたいやき型の黒い魚の背中に赤いカニが乗っていて、
大きい魚が口を開けて追ってくるのを、「うぉー」と叫びつつ逃げるところ。
でも顔が笑ってる。吹き出した泡の中にも小さい魚。
この後、客席にもダンボールが回覧され、みんなで魚を寄せ書きしました。
この寄せ書きは浅野さんが記念にお持ち帰りになりました。
私は描かなかったので、ちょっと後悔。
漫画
[本文]
大江:イラスト描かれてますよね
浅野:月刊カドカワでページ持ってるんです。
ボールペンでイラストを描くのが好き。いつも持っているし。ボタ落ちがまたいい。
ボールペンで描いた直筆の漫画が客席にも回覧されました。
ぶっとびの4コマ漫画&叙情派立体3コマ漫画。
大江:なぜ3コマ?
浅野:3コマで終わっちゃったから。
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更新:2001.11.09(金)
obuchi@yk.rim.or.jp