TA990128

公開直前!『鮫桃』プレミアショウ

[もどる]


 「鮫肌男と桃尻女」の封切りも迫った1月28日、ライブの殿堂、渋谷公会堂でプレミアイベントが開かれた。題して
『鮫肌男と桃尻女』〜略してSM〜プレミアショウ at Shibuya
キャパ2318人のハコを1500人で贅沢に使うとはいえ、上映館、渋谷シネセゾンの7倍というすごい人数。有料イベントでありながら、招待券も鬼のように配られているとの噂。TAは本当に渋公を制覇できるのか!?
<開場>
 永瀬正敏氏からの花束や、劇中の衣装(鮫肌&トシ子)、新作の黒バージョンポスターで彩られたロビーでは、ボンデージビキニ姿でギャランドゥまで一緒(ほとんど裸(^^;)の『なりきり鮫肌』や白レザーの上下に髪まで白い「なりきりミツル」がCDを手売りしている。ホールではオケピットの分までせり出したステージに映写用のスクリーンと演奏機材が用意されている。
<開演>
 ミスターマッスルのような影のMCの進行でプレミアショウの始まり始まり。
タケオ・キクチSMスタイリッシュコレクション
 スクリーンに役柄のプロフィールを映し出される中、次々にスタア達は客席から登場!鶴見辰吾(ミツル)、寺島進(沢田)、岸辺一徳(田抜:ドラマの撮影のため欠席)、島田洋八(ソネザキ)、我衆院達也(山田)、Dr.StrangeLoveの二人(音楽)、そしてひときわ大きな声援の中、我らがTA!浅野忠信(鮫肌黒男)、小日向しえ(桃尻トシ子)、最後は石井克人監督。グレー系のタケオ・キクチのスーツで決めた(小日向しえ嬢までメンズスーツ)俳優陣がずらりと並ぶと、たちまちステージ上ががモノトーンに(^^;(こんなに女っ気のない映画だったのか!?)
この日は観客のカメラ、ビデオは厳禁だったのでまずはお約束の
マスコミオンリーの撮影会
 やけに小さいカメラが目立つ素人っぽいお姉様一団が最前列にゾロゾロ。スタア達はMCの合図でセンター、下手、上手とポーズを取る。さすが俳優!という感じで、スクリーンそのままにかっこいい鶴見&寺島氏。一方、TAはあたかもアサノという生き物が存在するかのように、この日も独特のオーラを放っているのであられました(*^^*)。
 次はいよいよお待ちかねの
舞台挨拶
我衆院達也: 原作の方には私の役はなかったんですけれど、今回、石井監督にお世話になりまして作っていただきましてありがとうございます。今日は皆様ゆっくり見ていってください。
寺島進: この映画はとてもベリー・グッドというか、ベリー・バッドな映画なんですけど、でも人の気持ちがわかる人には何かが見終わったときに心に残りますんで、今日もたくさんの人が来てくれてるんですけど、また気に入ったら、友達誘って観に来てください。
Dr.StrangeLove
1号:
映画音楽ってのは初めてだったんですけど、好き勝手にやらしてもらってですね、けっこう楽しくできました。感謝してます。
Dr.StrangeLove
2号:
ほとんど絵を見ながら即興で演奏して作った音なんで、テンポがすごくよくしあがってると思います。監督、お世話になりました。
小日向しえ: 初めての映画ということで、始めは少々戸惑いましたが、体当たりというか、何も考えないでやれました。そんなところも観ていただきたいと思います。私はあまり映画は観ないんですけど、数少ないフェイバレット映画の中に「鮫肌男と桃尻女」も入ってます。すごく面白いんで楽しみにしてください。
石井克人監督: 普段はCMを作ってるんですけど、結構完璧に決め込んでって撮影するって方法にしてるんですけど、映画に関しても同じ方法で行こうかなって思ってたんですけど、予想しなかった展開っていうのがあって、それがやっぱり役者さんたちの力で、役者力って言うんですか、そんな考え込んでて、なんか俺は馬鹿だったなんて後で反省したんですけど、なんかもう、みんなに委ねていれば演出なんていらないんじゃないかと思いながら撮影してました。だからすごい助けてもらったというか、CMでは経験できないことを教えてもらったというか、そういう意味では役者の皆さんにすごく感謝しています。音楽はCMでいつもワタナベさんていう人に頼んでるんですけど、その渡辺さんに頼んで、Dr.StrangeLoveすごくいいよってことで、任せてたら、僕は本当に何をしてたのかなってカンジでいつのまにかできあがってたんですね。面白いと思いますんで、みなさん楽しんでください。
浅野忠信: 今日は本当にありがとうございます。あんまり舞台挨拶で映画観る前から映画のこと話してもしょうがないなと思うんで、今日はくだらない話なんですけど、僕は渋谷公会堂っていうのは'89年に小泉今日子さん観に来たっていうのがあって、そういうんでは自分が今ここに立っているのが不思議な感じなんですけど、そういう舞台で自分の映画が公開してもらえるのはすごく嬉しいです。あまり意味ないんですけど(笑)楽しんでってください。
島田洋八: 渋谷公会堂、ここでいつも僕は漫才をやらせていただきましたけど、今日は映画で役者の島田洋八をじっくりと観ていっていただきたいと思います。
鶴見辰吾: この映画が渋谷で上映できるっていうのがすごく良かったと思っております。この街にすごく合っているとてもかっこいい映画なので、皆さん楽しんでいってください。20年以上この仕事やってますけど、この映画はかなり変わった映画で、新しいタイプの映画だと思います。みなさん友達にも宣伝してこの映画を盛り上げてください。よろしくお願いします。
ここからは
SMエンターテイメントショー
トップは我衆院達也歌まねパフォーマンス。山田メイクに営業用スーツの極彩色プリントもイヤラシイ若人あきら氏は、客席を縦横無尽に往年の濃い芸(郷ひろみメドレー)を披露。洋八&達也のトークに継がれてDr.StrangeLoveの『Room』、ギター一本、歌手小日向しえ嬢の新曲『カナシイウタ』とライブは続き、トリは新生peace pillが3曲。こんな健全でパブリックな空間でpeace pillが演っていいのか!?
<休憩>
『鮫肌男と桃尻』と書かれている、シークレットチケットの持ち主にはタケオ・キクチの特製SMTシャツがプレゼントされたのでした。
「鮫桃」本編の上映
専用の施設でないため、音響、画質ともイマイチ(映画館でもう一度見るべし!)だったものの、終演時の満場の拍手ですべてはOK。めでたしめでたし。
「鮫桃」はいよいよ2/6封切り。劇場でまたお会いしましょう。


[もどる]

更新:2001.11.09(金)
obuchi@yk.rim.or.jp