TA990206

祝封切り!『鮫桃』舞台挨拶

[もどる]


2月6日(土)、遂に『鮫肌男と桃尻女』が封切られた。定員221名の渋谷シネセゾン、舞台挨拶のある初回&2回目はもちろん満員札止め。前日からの整理券を勝ち取った(各回)300人の浅野フリークスだけがこの恩恵に与かれたのだった。
(初回上映後の舞台挨拶より)
出演
(敬称略)
石井克人監督
浅野忠信(鮫肌黒男)
小日向しえ(桃尻トシ子)
鶴見辰吾(ミツル)
寺島進(沢田)
岸辺一徳(田抜)
島田洋八(ソネザキ)
我衆院達也(山田)
    浅野忠信さんのいでたち
  • 黒のソフトスーツ
  • すっぽりグレーのニットキャップ
  • 黒の革靴
  • シルバーの時計
  • なぜかターコイズのマニキュア
鶴見: ミツル役のツルミです。えー皆さん、今日は寒い中大勢集まっていただきまして、ありがとうございます。この映画ご覧になったと思うんですけども、今日この舞台に立っていない俳優さんたちもすごく頑張ったんです。あの、まだ初めて見る俳優さんたちもいると思うんですけども、この映画を見て、そういった他の俳優さんたちも是非これから応援してあげてください。よろしくお願いします。
司会: ミツル役で髪を金髪に染めましたけど、周りの反応はどうだったでしょう?
鶴見: いい歳してやめろって言われました(笑)
寺島: 沢田役やらしていただきました寺島です。今日はどうもありがとうございます。えっと、本当に浅野君はじめ、本当に素晴らしいキャストの皆さんと共演できたのがとても光栄ですし、それでそういうあの素晴らしい環境を提供してくれた監督はじめスタッフの皆さんにすごく感謝しています。この映画今日見終わりまして、道玄坂とかセンター街とか歩いてください。また観たくなりますんで。またよろしくお願いいたします。
岸辺: 田抜役の(笑)岸辺一徳です。今日はありがとうございました。この映画に出てる、今日この人たちと、今回出てる人たち、ある意味で言いますと、映画を見てお解りかと思いますけども、かなり変わった人たちで、やっぱりこの世界、映画界とかいろんな意味で言うと、ちょっとはみだした人達ばっかりが集まりまして、えー、その中に入って楽しく演らせていただきました。たぶん、ものすごく新しいってゆう意味で言うと、映画の評論家の人達とか一杯いますけども、今日ご覧になった人達の方が感覚的にはかなり優れているんじゃないかなと、そんな風に、ま、ちょっと思ってます。面白いと思われた方はいろんな人達に声をかけていただければと思ってます。今日はありがとうございました。
小日向: 桃尻トシ子役の小日向しえです。初めての映画で、初めて、ま、CMとかではちょびっと演技したりとかはあったんですけど、はじめて長い間一人の女の子の役を演るということで、頑張ったつもりなんですけど、至らない点が多くて、見てくださった方々はそんなところも発見したと思うんですが、私なりに頑張りましたので、友達の友達に面白いと言い、その友達の友達は...(注:ちょっと詰まる)面白いと言い、えっと、家族ぐるみで『鮫肌男と桃尻女』よろしくお願いします。えっと、それと、あとジャージですいません。
浅野: 鮫肌男をやりました浅野忠信です。皆さん本当にありがとうございます。本当に今回は個性的な俳優さんたちに囲まれて結構、僕自信あんまり、なんか自分では「あー、なんか負けちゃったな」っていう感じがあったんですけど、それでも映画が出来上がって見たときにすごい面白かったんで、これはなんかちょっと、自分は負けたけど、映画としては最高だからいいかなと(笑)(一同:負けてないって)あ、負けてないっすか(笑)えっと、まぁ、面白い映画だと僕も思うんで、多分みんなも面白いなぁと思ってくれると思うんで、あのいろんな人にすすめて、一人でも多くの人に見て欲しいんで、よろしくお願いします。
司会: 撮影の現場の雰囲気なんかはどうだったんでしょうか、今回。
浅野: そうですね、皆さん独特の衣装着て、ああいう山のところフラフラしてするんで、すごい変な空気でしたけどね。山の中でこの人達何やってんだろうっていう、もう映画以外のところでもなんかすごい危ない雰囲気はありましたよ。
司会: 石井監督もやはり危ない雰囲気だったんですか?監督はどんな方でしょう?
浅野: そうですね、監督がやっぱ一番危なかったですね。てゆうか、なんか学生時代に作ったビデオを見せてもらったんですけど、ああ、この人なんか危ねぇなって、ちょっと断ったら恐いかなって(笑)
島田: ソネザキ役の島田洋八です。今日は本当にありがとうございます。今日、今、映画を見ていただきまして、私はああいう性格じゃありません(笑)。監督がああいう性格を作ったということで、私は普通の真面目な人間でね、時々夜中になるとああいう性格になるんじゃないかな、そういう素晴らしいとこを監督が出してくれて、ま、こういうキャストの皆さんと一緒に演らせていただいたってことが、本当にこれからの映画の中で、僕も何本か演らせてもらう、これが一番頭に残る映画じゃないかと。ぜひまた皆さん誘ってね、どんどん観ていただきたいと思います。性格は真面目でございます。これからもよろしくお願いします。
司会: 周りの反応はこれからどうなりますかねぇ?
島田: えー、僕だけ進んで行けばいいなぁと思います(笑)。そんなことありませんけどね(笑)。ありえないですね。すいません、皆さんと一緒にね、また新しい映画、次の映画、監督にぜひ撮っていただきたいと、こう思っております。ありがとうございます。
我衆院: こんにちは、(声色で)山田です。えー、我衆院達也です。私もう一個懐かしい芸名で『若人あきら』ってゆう古い名前もあるんですけども、今は我衆院達也で作曲とそれからいろいろやらせてもらってまして、今回あの、原作には山田っていう役はなかったんですけども、石井監督にその役、作っていただきまして、ありがとうございます、監督、ほんと感謝してます。僕とにかく一生懸命頑張ります。我衆院達也、たっちゃんって呼んでください。(声色で)どうじょよろしくぅ!
司会: 我衆院さん今回はすっかり裏の主役という感じで、今日の私服の方もすごいんですけど、
我衆院: え、私服はすごい地味なんです。
司会: 舞台衣装の方もすごかったですよね。 あれはご自分でアイデアをだされたんですか?
我衆院: え、いや、もう、監督です。
石井: どうも今日は来てくれて本当にどうもありがとうございました。これ4年くらい前から考えてた話なんですけど、こういう風になって感無量です。皆さん感謝してます。それからスタッフの皆さんとか役者の人たちも、僕が作ったっていうのは、本当にコマーシャルとか、学生時代にその浅野くんが言ってた変な画とか、自主映画の「八月の約束」とかそんなもんなんですけど、それ見てなんかその、そのぐらいしか作ってないのに、あの現場ですごいみんなが本気だしてやってくれて、すごい嬉しいなっちゅうか、何言っていいか、わかんない(笑)本当に皆さん、ありがとうございました。
司会: 監督はこれから、ちょっと気が早いんですけど、次回作とか考えていらっしゃるんですか?
石井: ま、考えてることは、考えてます。実現するかどうかはわからない(笑)
司会: 楽しみにしております。どうもありがとうございました。


[もどる]

更新:2001.11.09(金)
obuchi@yk.rim.or.jp