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西へ 「乱歩地獄」先行上映会

大阪上映前舞台挨拶の巻


司会: ようこそ!

浅野: 今日はありがとうございます、本当に。

司会: ねぇ、急にこの会場が浅野忠信ワールドになりましたね。

浅野: あぁ、ありがたいです、本当に、ハイ。

司会: そしてあの、これあの私達マスコミの人間の間ではプレスシートという、内容が色々書かれてるものなんですけど、それに合わせたかのようにアニマル系の装いで。 ちょっとくるくるっと回っていただけますか?

浅野: (くるくるっ)

司会: さっき楽屋でお話を聞かせていただいたところ、お母様が古着屋をされていて、小っちゃいときからファッションには

浅野: そうなんです。 けっこう良い服をもらって。 これもまぁ、本当にだから10代の頃からそのままに着てるんですけど

司会: あ!そうなんですか。

浅野: ボッロボロなんですけど。

司会: 長持ちしてるんですね。

浅野: ハイ。

司会: そんな浅野さん、もうすぐお誕生日です!

おめでとー (^o^)/
浅野: ありがとうございます、すいません、32歳になります。

司会: 32歳に。

浅野: はい。

司会: ねぇ。 みんなで合唱しましょうか?せっかくだからね。

♪はっぴばーすでーとぅーゆー (^o^)
♪はっぴばーすでーでぃあ忠信さーん (^o^)
浅野: 本当にどうもありがとうございます。 すいません。

司会: 今丁度映画のキャンペーンで色んな番組に出てらっしゃると思いますので、どこかの番組でこんなことがあったって言ってくださいね。

浅野: それはもう、大自慢ですね。

司会: じゃあ32歳をお迎えのちょっと前ですけれども、次の年はどんな年にしたいですか?

浅野: そうですね、次の年はもう、本当に皆さんがね、誰かが言わなくてもこの季節になったらハッピーバースデーを歌ってくれるような年にしたいですね、ハイ。

司会: さぁそんな浅野さんですが、このねぇ「乱歩地獄」ってものすごい映画だと思うんですが、まずどんな映画?って聞かれたら、この見る前のお客様なんですけれど、どういうふうに説明されます?

浅野: まぁ、今の時点で言うならば、何で私たちはハッピバースデー歌ってたんだろう?という気持ちになっちゃうかもしれないですね、見終わったときに。 あんなに爽やかな気持ちをどうしてくれるんだ!っていう、はい、ヘビーだと思います。

司会: ヘビーですよね。

浅野: ええ。

司会: 江戸川乱歩の作品というのは、実際に読まれてたことあります?

浅野: スイマセン、それが全然僕読んだことがなくてですね

司会: ということは本作に出演することが決まって、最低でも四つは読まれたっていうことですよね?

浅野: ただ、原作をきちんと読んだわけではないですからね。 台本を読んだだけで、はい。

司会: 台本の方で、はい。

浅野: そうですね。

司会: その第一印象は?

浅野: いや台本で見る分には、監督によって全然違うんですけど、本当に最初は「火星の運河」は逆に台本がなくて、絵コンテしかなかったんですよ。 それをまぁそれを見て、監督の説明を聞いて、それは原作もちゃんと見たんですけど。 いや、すっごいことになってるなと思って。 けっこう、だから江戸川乱歩と言えば、小学生も読めばお年寄りの方も読めばと聞いていたんで、これは子供が読んでわかるのかな?と思って、ちょっと不思議だったんですけど。 次のやつはもう「鏡地獄」というやつなんですけど、まぁ想像してた江戸川乱歩の世界に近くて、あぁ!やっぱこういうドロッとした感じがあるんだなということで。 その次のまた佐藤寿保監督のやつも、とんでもないなと思いまして。 まぁ見てもらえればわかるんですけど

司会: (観客に)心の準備しててください。

浅野: ハイ。 これはとんでもないなと思いまして。 僕この役じゃなくて良かったなと思いましたね、ハイ。 何かそういう感じなんですね。 最後はカネコアツシさんという、普段漫画家をやられる監督なんですけど、その人がやっぱ描いた脚本は、何か逆にこう、また全然江戸川乱歩とは違う世界で、すごいユーモアがあって、カネコさんの漫画に通じる何か面白い世界だったんですよ。 ですから何か、まぁ内容によって、乱歩ってこういう感じなんだろうなと思っているものもあれば、とんでもない世界があったりとかして、実際はどうなのかな?ってちょっと気になってるんですけどね。

司会: ねぇ。で、その四つのストーリーの中でも名探偵の明智小五郎になってみたり、また一人の女優を愛するファンになってみたり、その演じ分け、とっても大変だったんじゃないかと。

浅野: ええ、でも考えてる暇がなかったですね。 ですからもう、最初のやつとかはもう、僕が何かどうこう出来るような状態じゃないんで、監督の用意してくれたすごい場所にロケに行ったんですけど、アイスランドに行ったんですけど

司会: アイスランドでロケですか?

浅野: そこに行けば自然と何かそんな状態になるというか。 だからもう、僕が何かしてるというより、監督が、それぞれの監督が用意してくださった所で、そこに身を任せてっていう感じでしたね。

司会: ふぅん。 で成宮さんと松田さんとも共演されてますね

浅野: はい。

司会: 作品について三人で協議されたりとかはあったんですか?

浅野: いや、特にはなかったですけど。 まぁでも彼等には本当助けてもらいましたね。

司会: どんなふうに?

浅野: その間の2本なんですけど、まぁやっぱり僕が何かしなくても、彼等がもういるだけで、何か僕にも意味が出て来るというか、すごいよく、龍平君といえば「御法度」のときから一緒なんですけど

司会: そうですよね。

浅野: ええ、何かこの前も見て、俳優としてすごい、どんどんかっこよくなっていて、だから別に何もやることないなと思いまして。 成宮君は成宮君で、またもう全然正反対の感じなんですけども、すっごい魅力的な人なんで。

司会: でも出てらっしゃるだけで存在感がありますよ、ねぇ。

浅野: そうですか? ありがとうございます。 本当なら今日も龍平とか成宮君が来てくれれば良かったんですけども、彼等も来たがってましたけども、大忙しで、ええ。

司会: 大忙しでね。

浅野: ええ。

司会: その上を行く大忙しですけども。

浅野: いやぁ。

司会: でも今までね、本当に数多くの作品に出てらして、しかも同じ期間に浅野さん出てる作品何本かっていうことも、過去にあったと思うんですよ

浅野: そうですね。

司会: で、たくさん脚本も多分ねオファーがあると思うんですが、そんな中で浅野さんが、これなら出ようかなと思う決め手になるのは何ですか?

浅野: 今回に関しては、そういう4作をそれぞれ違う監督でやってっていうところがやっぱすごく気になったんですよね。 それ僕は全部出させてもらうって聞いてたんで、一回にこんな4人の監督とやれる機会はないんで、これはぜひやろうと思いましたね。

司会: 見終わってみて、ご自身の演技はいかがでした?

浅野: いやぁ、でも真ん中の二つは龍平くんとか成宮君にもうかなわないんで、何とも言えないんですけど、最初と最後の2本は僕でも見たことのないような自分が映ってるんで、これは本当にやって良かったなと思いましたね、はい。

司会: あの最後の作品は、あの笑顔は私も忘れられませんね。

浅野: ハイ。

司会: すごい笑顔が出て来ますからね。

浅野: ええ。

司会: でもね、究極の愛ですよね?四つが四つともに。

浅野: あ!そうですね。

司会: 浅野さんの愛というものはどんなものですか?

浅野: いやぁ、でも見てもらえばわかるんですけども、これが愛なのぉ!?みたいな、最後の作品は特に自分勝手な愛っていう感じするんで。 ああいうことは、出来れば僕はしたくないんですけど、出来ればその人がリラックスしてくれれば良いなと思うんで、いつも。 そんな愛が良いです。

司会: あぁ、そう、愛する人にはリラックスしてもらえる空気を作るというのが

浅野: 作れてはいないと思うんですけどね。

司会: いやぁ。

浅野: それこそ頑張って、はい。

司会: ねぇ、相手を思いやる感じですよね、何か。

浅野: あぁそれ重要ですね。

司会: さぁそれではこれからですねご覧になっていただくお客様は限定でチケットを購入されて、この昼に、月曜日に来ていただきました。

浅野: すいません、本当にありがとうございます。

司会: ですので、これからの作品をより一層楽しむために、浅野さんから皆さんにメッセージをお願いします。

浅野: そうですね、もう本当に何か言っても逆に何かしょうがないのかなと思っているんですけど、僕自身、本当に色々作品撮る中で、実際僕も苦労した点が色々ありまして、そういうものがすべて実ってる作品なので、きっと何か見ごたえがある作品になってると思うんで、ちょっと大変ですけど、頑張って見てもらえれるとありがたいなと思います。 よろしくお願いします。

司会: ありがとうございました。

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更新:2005.11.14(月)
Kaori