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<司会の杉作氏登場>
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杉作: |
どうもみなさん、長らくお待たせいたしました。石井輝男監督がなかなかお見えにならなくてですね、あとで5分間用意を取って上映後になんていう話をしてましたら、ちょうど今到着いたしました。石井輝男監督と浅野忠信さんをお迎えしたいと思います。盛大な拍手でお迎えください。
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<拍手> <石井監督&浅野さん登場>
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浅野さんのいでたち
- 髪をすっぽり隠した、黒の薄手のニットキャップ、左脇に小さいバッジが2つ
- うっすら髭
- 胸に"ARRI"のロゴ、背中に大柄のプリントのある薄いグレーのTシャツ
- 膝に切り替えのあるベージュのワークパンツ
- 白革でマークが黄色のNIKE
- 黄色いスケルトンのGショック
- 左手薬指に指輪が2つ
- 左腕のホクロの横に虫さされの跡
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石井: |
どうも、今遅刻いたしまして、申し訳ございません。あの、かっこのいい浅野ちゃんの方から何かしゃべっていただきましょう。
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浅野: |
えー、あの『ねじ式』の舞台挨拶に僕はちょっと来れなかったので、ホントみんなはどういう風な気持ちで見てくれているのかすごい気になっていて、で、やっとちょっと時間が空いたもんで、今日ここに来れるようになったんですけど、なんかいろんな人に噂を聞いて、『ねじ式』面白い、面白いって言ってくれるんで、お客さんもすっごい入ってたよとか言ってくれるから、どんな感じかなってここに来たんですけど、今日もいっぱいすごい入ってくれてるんですごく嬉しいです。楽しんで行ってください。ありがとうございます。
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杉作: |
監督が登場しないんで、打ち合わせも何も出来てないんです。
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石井: |
あぁぁ、すいません(笑)打ち合わせしないほうがいいでしょう?
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杉作: |
そうですね。ぶっつけ本番の方がいいですねぇ。じゃ、あの浅野さんの方から。つまらない質問なんでしょうが、撮影中、何か留意された点とかありますか?
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浅野: |
「リューイ」って言うのは?
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石井: |
(笑)
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杉作: |
あの、こういうところをちょっと気を遣ってみようかなと。
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浅野: |
そうですね、見る前にあんまり言っちゃってもなんか、あれなんで、まぁ素晴らしい映画が出来たと思うんで、じっくり楽しんでもらえればと思います。
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杉作: |
石井輝男監督という監督はどうでしたか?
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浅野: |
そんなもの僕が言うほどの(笑)僕みたいなもんが...
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石井: |
ねぇ、目の前じゃ悪口言いにくいもんねぇ。
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杉作: |
(笑)
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浅野: |
あの、まかせっきりで出来たんで、何も言うことはありませんけど。
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杉作: |
かなりシゴキとかあったんですか?
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浅野: |
ないです。それはもう杉作さんの方があったんじゃないですか(笑)
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杉作: |
ええ、ありました、はい。
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石井: |
(笑)
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杉作: |
あの、じゃ、お任せみたいなのが多かったんですか?
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浅野: |
そうですね、好きなようにやらせてもらえて有り難かったです。
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杉作: |
あの、監督はいかがでした?浅野さん。
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石井: |
いや、もう、いいですよ。最高の演技ですしね。浅野ちゃんが出ればね、絶対この映画は成功!って言ってたのね。だけど、ともかく忙しいスケジュールでしょ。売れっ子中の売れっ子だからね。けど、もう無理矢理、ゴーカンしたのかな(笑)無理矢理出ていただいちゃったのね。もうイヤもクソもないわね。ていうのが、スタッフが全部浅野ファンだったから、もうどうしても浅野ちゃんじゃなきゃって、勝手にこっち決めちゃいましたからね。それでもう強引にやっちゃった。たまたまね、ちょっと延びたんですよね、あの『白痴』っていう映画が。
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浅野: |
そうですよね。
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石井: |
その情報が入ったから、それ!ってんでね、行って、またワッショイワッショイって、無理矢理出ていただいちゃったんだけど、まぁ、それだけの甲斐ありました。やっぱりみんなの思いが入ってるから、一旦決めたらもう次の人考えられないんですよね。だからこれ×××××(注:不明)かなぁ?ってもう深刻なことになったんですけど、最後、浅野さんの事務所のOKしてくれたのね、それで、まぁたっぷり日にちは取れなかったけれど。自由にやってもらって本当に良かったと思うし。自由っていうより、これから映画始まるとわかるんですが、こちらにいる杉作J太郎さんていう、この俳優さん、浅野ちゃん以上に自由にやりまして、画面見るとわかりますが、もう自由にやりすぎて、なんかもうちょっと。
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杉作: |
いや、全部石井さんの命令ですよ!
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石井: |
いや、別にいいのよ。まぁ、見るとわかりますね。
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杉作: |
はい。あの僕は良く知らないんですけど、他の映画監督の方と比べられて石井監督の特徴みたいなのはありましたか?
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浅野: |
そうですね、あの、けっこう監督なんか、「じゃあテスト!」っつって、がーっとテストやって、「はいOK、じゃ、次行こう!」って、まだ本番撮ってないのに、えーっ!次行っちゃうんですか!?とかすごい僕は面白かったです(笑)
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杉作: |
えっ!?本番撮ってないのに次に!?
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浅野: |
あれはもう、乗りに乗っているというか。
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石井: |
もう撮っちゃったような気分ね(笑)
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浅野: |
あれぇ!?と思って。
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杉作: |
そういうときは誰かか注意するんですか?
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浅野: |
あの、そうですね、助監督さんが「監督、まだ本番が!」って
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杉作: |
そういうとき、監督は素直に?
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浅野: |
そうですね。
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杉作: |
怒ったりしないんですか?
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浅野: |
しないですね。
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杉作: |
撮りこなし(注:意味不明)とかなかったですか?そういう失敗は。
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石井: |
撮りごなしじゃないですよ。はい、だからね、ちょっと空いちゃうとね、じゃぁ、もう一遍行こうかなんて言うとね、ちょっとみんなびっくりしちゃって、もうくたびれちゃうから勘弁してよって感じで。
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杉作: |
でも監督はスピードも速いんですか?
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浅野: |
そうですね。なんか、スピードも速いし、すごく楽しんでたっていう。本当に若いスタッフの方が疲れてるって感じがしてて、監督がすごい元気だったと僕は思う。
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杉作: |
撮影中は遅刻はなかったですか?
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浅野: |
なかったでしょう?
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石井: |
ありません、ありません(笑)
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杉作: |
現場に入れば遅刻は大丈夫?
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石井: |
ええもう。たまーに5分位ね、5分遅れの石井さんという(笑)5分は遅れます。それ以上は絶対に遅れません。
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杉作: |
折角ですから、監督からも浅野さんに何か質問はありませんか?
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石井: |
質問はないですよ。もう最高だと思ってますもの。だいたい、ほら、今日も女性の方が多いですね。圧倒的に、ねぇ。だから、いいなぁ!っと思って。浅野ちゃんと一緒にやると美女に囲まれているような感じになるじゃない、それでまた若返っちゃうのね。ありがとうございます。
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浅野: |
いえ、とんでもないです。ありがとうございます。
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杉作: |
これがもうすごく大ヒットしたら、次回作なんてあるんですか?ひょっとして。
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石井: |
ひょっとどこじゃなくて、またゴーカンしちゃおうかと思ってるんだけど、ねぇ、忙しい身体だからね、大変でしょうしね。
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浅野: |
いえいえ、是非お願いします。
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杉作: |
お!是非。
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浅野: |
僕もやりたいです。
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石井: |
ありがとうございます。みなさん、もう証人になりましたから、もうイヤとは言えませんので。
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<拍手>
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杉作: |
あ、そうですか?
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石井: |
はい、もうすでに、こっちは勝手にまたプランを組んでね、もう着々と進めてるけどまだOKはいただいてないっていう状態なんです。
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杉作: |
え、でももう次回作の脚本はもう執筆にかかってられるわけですか?
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石井: |
はい、はい、かかってます。
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杉作: |
あ、そうですか。じゃぁ、是非とも...
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石井: |
だから今日ここでご覧になる皆さんにね、次回作また浅野ちゃんを無理にでもつかまえて、強引に出しますので、是非次回作も見ていただきたいと思います。あの、今回よりももっといい映画を作ろうと思ってますし、そういう自信もありますので、丁度音合わせやって、脂が乗りきったところですから、次の浅野さんに期待していただきたいと思います。もうこれ冗談じゃなくて、企画してますから。
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杉作: |
冗談じゃないんですね。
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石井: |
はい、冗談じゃないです。もう目の前にこれだけ証人がいますから。
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杉作: |
じゃあ、あのですね、時間も少しあるかと思いますので、何か質問ございますか?折角ですんで。
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客A: |
(つげ義春のイメージからキャスティングしたのか?)
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石井: |
あ、つげ義春ですか?そうですね、とりあえず脚本を作るってことで、まぁ脚本を大急ぎで書いて、それでさぁ、キャストどうする?って僕がねスタッフに相談かけたんですけど、もう大体決まってますけど、そうしたらみんなが一斉にね「浅野忠信」って一人が言って、わぁーっ!って、それでもう、なんとなくみんなが決めちゃったんですよ。そうなりゃね、まことに結構だけど、だけどコネあるのか?って言ったら、誰もコネないんですね。で、どのくらい空いてるのか知ってる?って言ったら、誰も知らないんですよ。どうすんの?って言って、じゃあ僕等行きますって言って、がやがやがやがやって何人かで押しかけて行ったんですね。普通はもう、ちゃんともっと手順を踏んでやるんですけど、今度ウチのスタッフってのがみんな若いスタッフで、そういう今までの映画界の方式じゃなくて、もう情熱のままにね、体当たりで行くっていう方式で行って、でまぁ第1回はね、もう、てんでスケジュールなかったから、しょんぼりして帰って来たんですよね。で、どうしようか?ってことになったけど、みんなしょんぼりしてて、困ったなぁーってことになったら、ちょっと情報が入ったんですよね、ちょっとインターバル空くから、次の『白痴』っていう映画のね、ちょっとスタートが遅れたらしいよぉって情報が入ったんですよね、それでみんなまた、わぁーっとなってね、それ行けやれ行けって、行って、浅野事務所もちょっと、それじゃぁやりましょうって、それでまとまっちゃったんです。だから幸運だったんですよね。やっぱりあのしつこくね、行くもんだなぁと思って。そういう訳なんです。
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杉作: |
浅野さんにも質問ございますか?
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客B: |
(友達が群馬で浅野さんを目撃したそうですが、どこで撮影していたのですか?)
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杉作: |
群馬で浅野さんを見た?
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浅野: |
群馬は『白痴』ですね。
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<爆笑>
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杉作: |
『白痴』はいつごろ公開なんですか?
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浅野: |
来年だと思うんですけど。
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杉作: |
『白痴』もよろしくお願いいたします。来年公開?
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石井: |
来年はきっと浅野作品がバンバン流れるんじゃないですか?僕より先に上がっちゃった映画もあるけれども、みんな満を持して待ってたでしょ?
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浅野: |
はい。
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杉作: |
何が今後?
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石井: |
確か2,3本ありましたよね?
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浅野: |
そうですね、『鮫肌男』とか、あとはもしかしたら『AWAY WITH WORDS』っていうのもあって、あとは『白痴』が来年。
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杉作: |
あぁ、じゃ、立て続けに。
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石井: |
そういうわけです。その次こっちのね、次回作浅野がそこへぱっと続けて行きますから。
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杉作: |
あ、続いて行くんですか?
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石井: |
もう浅野忠信オンパレード(笑)
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杉作: |
タイトルはわかんないんですか?
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石井: |
いや、決まってます。
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杉作: |
あ、発表してもいいもんなんでしょうか?
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石井: |
えーっ!ちょっと今日はねぇ、どうしようかな。
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<拍手>
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杉作: |
遅刻して来たじゃないですか。もう皆さんお待ちかねなんですから。
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石井: |
そうですか。あの『人間失格』っていう題名で、浅野忠信主演でやりたいと。これすごい、あの浅野ちゃんにぴったりの役なんですね。『人間失格』
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杉作: |
(笑) |
石井: |
ただ、浅野ちゃんが人間失格したわけじゃないですよ、役ですよ。誤解のないように。
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杉作: |
今聞いても決意は揺らぎませんか?
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浅野: |
揺らぎません(笑)やらしてもらいたいです、『人間失格』。
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杉作: |
では、次回『人間失格』もお楽しみ頂きたいと思いますけど、とりあえず、そのためにはこの『ねじ式』をもっともっと大ヒットさせないといけませんので。
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石井: |
そうですね。
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杉作: |
皆さんも今日見て、しっかり見て、最後にじゃあこの、全部でしょうけど、つまらない質問で申し訳ないんですけど、この辺を見ていただきたいなというところを。部分じゃなくてもいいですから。
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石井: |
すべてですね。
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杉作: |
あぁ、やっぱり。
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石井: |
もう浅野ちゃんのすべてを見ていただきたいと思います。
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杉作: |
じゃあ、浅野さんの方からも、何か部分でなくてもいいですから。
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浅野: |
ああ、やっぱり僕もすべてで。僕はでも監督のすべてを見ていただきたいです。
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杉作: |
よろしくお願いいたします。
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石井: |
よろしくお願いします。
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杉作: |
お二人に大きな拍手をお送りください。
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